聖地でYOGAしよ!

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血迷ったかのようなタイトルを付けてみましたが血迷ってます。
バラナシの宿に在ったるるぶだかまっぷるにこのようなキャッチコピーで紹介されていたのがものすごく印象に残ってて。

そして、超正統派紀行文を書き著そうと気合いを入れて書き始めてみたが俺にはそのような文才は皆無であることを再認識したので少し緩めの文章で書いていくことにした。無念。

「リシュケシュでヨガをするためにインドに来た」

6年前初めてインドを訪れた時アグラ駅でお会いして一緒にアグラ観光をした日本人女性がそんなことを言っていた。俺はその時初めてリシュケシュという地名を知った。なんでもヨガの聖地らしい。その後いろいろ調べているとあのビートルズもリシュケシュのアシュラム=共同生活体でヨガの修行をしていたらしい。これを知って俄然興味がわいてきた。日本を出る前から今度インドに行くときはリシュケシュでヨガを習ってみたい。そう思っていた。

ヨガ、その言葉を聞いてまず思い浮かべるのは恥ずかしながらテレビゲーム、ストリートファイターシリーズのキャラクターダルシム、でしかなかった。
ダルシムはインドのキャラクターでヨガにまつわる色々な技、ヨガファイア、ヨガフレイム、ヨガテレポートなどを使い、パンチやキックは手や足がゴムのように伸びるというなんともヨガというものを小ばかにしたようなキャラクターなのだ。

ヨガ、今回の旅で6年ぶりに南アジアに再び足を踏み入れるまで、俺のはヨガをストレッチ、エクササイズの類だと思っていた。しかしカトマンズで会った人の話だと、もっとずっとスピリチュアルな類のものだという。このことは俺のヨガに対する興味を倍加させた。その後インドに入ってヨガの話を聞く機会が増えた。どうやらヨガは精神統一法の一種らしい。ブッダガヤで仏教について学び、読経したり座禅を組んだりするなかでスピリチュアルなものに対する抵抗が減り、もっともっと自己の内面、精神的な豊かさ、物質的な豊かさからの解脱などに興味が湧いた。ヨガ、そこに答えに繋がる何かがある。きっとある。

リシュケシュではひとまずベド・ニケタンと言われるアシュラムに顔を出してみた。インドでヨガの話をする度にその名前を聞かないことがなかったからだ。ここではなんとRs.150、約300円から宿泊し、ヨガを習うことができるという。

ヨガ初体験。ベド・ニケタンのヨガホールにはヨガテレポートの習得に余念のないヨギーが40名ほど集まった。
大ホールに大勢の参加者がいるため講師の説明が聞き取り辛い。自分の取っているポーズが正しいのか間違っているのかが分かり辛い。朝9時半からスタートしたヨガは10時半まで続いた。

ヨガ、と聞くと静的なゆっくりした動きから繰り出される洗練された美しい動き、というイメージがあったが、そのイメージは一瞬にして崩壊した。エクササイズ、あるいは格闘技のように足を高く蹴り上げる動き、激しいジャンプ、そしてスクワットのような動き。これは他でもない筋力トレーニングだ。大学時代体育会で体を鍛え、証券会社に入社後もランニングやジムでのウェートトレーニングなど体は人並み以上に鍛えていたが、きつかった。かなりきつかった。俺は他のやつより鍛えてきたはずだ、その思いとは裏腹に次第に息が上がりだす。後半は付いていくのがやっとで早く終わらないかと時間ばかりを気にしていた。一見なんともないようなポーズをキープし続けることがこんなにも大変なものなのか。

体験ヨガの二回目は別のアシュラムに行ってみた。リシュケシュにくるツーリストの中心スポット、ラクシュマン・ジュラにあるセント・セーワー・アシュラム。こちらはベド・ニケタンとは異なりヨガのレベルによってクラスがいくつかに分かれている。そのためもあってか1クラスごとの参加者は多くても8名程度と少人数だ。講師の説明も近いため聞き取りやすい。人数が少ないためポーズが変わるごとに講師が正しいポーズになるように手伝ってくれる。ベド・ニケタンでのヨガと異なりここで今回習ったヨガは静的でストレッチのようなポーズが多いイメージ通りのヨガだった。それでも体を複雑に捻り、くねらせ複雑怪奇な体勢をキープするにはかなりの筋力を要する。部活でやっていたトレーニングやストレッチに合ったポーズも少なくない。こちらのヨガは1時間。汗をかくような動きはほとんどなかったがインナーマッスルが大分鍛えられたような感覚がある。俺もヨガテレポートに一歩近づいた。

俺は昔から体が硬い。しかしヨガをやっていて驚いた。まだ数日しかしていないのに体がかなり柔らかくなった気がするのだ。ヨガでは呼吸を非常に重要視する。講師の指示に従いながら息を吸い、そして吐く。吸って吐いてに合わせて体を動かしていく。講師は繰り返す。呼吸を感じろ、体を感じろ、と。

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ラクシュマン・ジュラエリアはカフェ、レストラン、ゲストハウスなどが多数存在しており非常に利便がいい。そのため翌日セント・セーワー・アシュラムに移動した。そんなこんなでリシュケシュに来て毎日ヨガテレポートの修行中である。しかし、ブッダガヤ17泊、バラナシ10泊と滞在型の生活が続いていた俺は移動したくて仕方がない。ヨガテレポートを習得できないのは無念以外の何物でもないが予定の1週間を少し早目に切り上げて24日の夜行でデリーに戻ろうと思う。デリーに戻ってからは数日観光したのちヒマーチャル・プラデーシュ州を目指す。シク教の聖地アムリトサル、ダライラマ猊下ならびにチベット亡命政権の地ダラムサラなどを周る。

写真はベド・ニケタンのヨガホールとリシュケシュを流れるガンジス川。バラナシのガンジス川しか知らない者にとってはその水の綺麗さに驚かされる。ここでも沐浴をしているインド人は多い。そりゃインド人だって汚い水で沐浴するよりは綺麗な水で沐浴したいよな。ここから20km程下流のハリドワール(ハルドワール)の方がヒンドゥー教の聖地として沐浴する人が多いようだ。リシュケシュはまたラフティングなどのアクティビティでも有名なようでガンジス川沿いのカフェでこの文章を書いている今も目の前を多数のゴムボートが通り過ぎて行く。 

Rishkesh, India