When it rains, it pours.

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悲しい出来事が立て続けに起こった。

バリッパパンからマカッサルのフェリーで愛用していたサンダルを盗まれるところからその日は始まった。

その日はマカッサルから夜行バスでタナトラジャに移動する予定で、フェリーの到着が遅れたためマカッサル到着後すぐターミナルへ移動した。乗りたかったACバスはフルと言われ高いけど快適なVIPバスか安いけどノンACバスかで悩んだ結果値段が1.5倍も違うので我慢してノンACバスにした。

この選択が悲劇を生んだ。

俺は景色が見たいから基本的に窓側に座るようにしていてその時も窓側と通路側が選べたので窓側の席にしてもらった。

その席はバス後方右側の非常ドアの真横だった。
非常ドアを開ける取っ手?が付いている。

「おいおい、こんなん開いてもらっちゃ困るよ」と取っ手を引いてドアが開かないことを確認する。

座席と非常ドアの間に買ったばかりの水をビニール袋ごと置いた。
明け方寒くてもすぐ取り出せるようにとウインドブレーカーも一緒に入れておいた。

バスは定刻20時に出発する。

出発とほぼ同時に消灯されたため、音楽プレーヤー代わりにしていたSIMフリーのケータイで音楽を聞きながらKindleでいつものように読書する。山野井泰史さんの『垂直の記憶』は読み終えてしまったので、何を読もうか迷った末久しぶりにDan Brawn” Inferno”の続きを読むことにした。

22時頃眠くなってきたのでKindleとケータイを水とウインドブレーカーが入っているビニール袋に無造作に放り込み就寝。

23時30分頃悲劇は起きた。

曲がり角に差し掛かった遠心力で非常ドアに寄りかかった瞬間、あろうことか、非常ドアが僅かに開いた。

そして、俺の毎日使う大事なものが詰まったビニール袋は可哀想なことにその開いたドアの隙間から道路に消えていった。

ソンナコトッテアリエルノ?

寝ぼけてたし一瞬意味がわからなかった。
そして、次の瞬間愕然とした。
非常ドアが半開きになりなっとる…。
俺の大事なもの色々無くなった…。

悲劇はそこで終わらない。
雨が、降りだしたのだ。
そんな少し押しただけで半開きになっちゃう非常ドア、もちろん雨漏りしました。

泣きっ面に蜂。

その後、またいつ非常ドアが開くのではないかとビビりながら、通路側で眠っているおっさんに寄り添いながら寝るという苦肉の策を取ったにも関わらず、その後は全く熟睡できませんでした…。何が悲しくておっさんに寄り添って寝なきゃいけないんだ…。

こんな困難な“ビバーク“を経験したのは俺か、ギャチュンカン北壁を攻めた山野井夫妻くらいのものだろう。いや、山野井夫妻はそれでもロープで一応ビレイを取っているが、俺には身を守ってくれるはずのシートベルトすらない。これは人類史上最悪のビバークではないか(大袈裟)。

日頃、もう半年くらい経つしそろそろ大きなトラブルがあってもいい頃だ、とか言ってる人は本気で反省した方がいいよ(別に大きなトラブルというわけではないが)。