Amazonプライム使ってますか?
お急ぎ便が使えるくらいのメリットしかなかったのも遠い昔、いまやAmazonプライムはアマゾンで買い物をしなくても日常生活になくてはならないものになりました。
ここではそんなAmazonプライムの魅力について解説します。
これだけ盛りだくさんの内容で月額たったの500円(年間プラン4,900円)というのはもはや頭がおかしいレベルです。
Amazonの生まれ故郷アメリカでは2018年に年間プランが119ドル(約1万2,830円)、月間プランは12.99ドル(約1,400円)と大幅に値上げされていることを考えても日本の今の値段は破格です。
Amazonプライムは年間プランなら月々たったの410円
Amazonプライムは年間プランと月間プランの2種類あります。
料金はそれぞれ月間プランの場合500円(税込)、年間プランの場合4,900円(税込)となっています。
月額プランでも十分安いですが、年間プランだと月々たったの410円。月額プランより2割近く安くなります。
そのため最初から年間プランに申し込むのは…と思う人もAmazonプライムは1か月無料体験できるのでそこでどちらにするか判断すればいいと思います。
Amazonプライムのメリット
Amazonプライムにはたくさんの特典がありますがここではそのうち私が実際に使っているものを使っている順に7つ紹介します。
メリット1:容量無制限のフォトストレージ「Amazonフォト」(旧Prime Photo)
私がプライム会員になった最大の理由かつ今でもプライム会員であり続けている最大の理由がこのAmazonフォトです。
はっきり言ってこれ頭おかしい!(いい意味で)
これですねクラウド上に写真をアップロードできるというサービスなんですけど、その容量が無制限なんですよ。何百GBでも何TBでもアップロードし放題なんですよ。
私は長期で海外を旅行していたということもあり、デジカメで撮った写真が何十万枚もあって、全部で10TB以上の容量があるんですがそれ全部を追加料金なしでアップロードできるんです(容量がでかすぎてまだ全部のアップロードは終わっていません)。
同じようなクラウドストレージサービスで仮に2TBをアップロードしようと思うとメチャクチャ高い金額がかかるんですよね。
- Google Drive:1,430円/月
- Dropbox:1,320円/月
- iCloud:1,300円/月
もちろん上記クラウドストレージサービスは写真以外の物もアップロードできるわけですが、2TBで毎月この値段なのでもっとアップロードしようとするとさらに多額のお金が必要となるわけです。
それが月額たったの410円で無制限とは。
さらにすごいのが容量無制限というのはJPEGファイルだけじゃなくてRAWファイルも含まれているんです。
ちょっと専門的な話になってしまうので深入りは避けますが、一眼レフカメラとかでちょっと写真を本格的にやってる人はRAWで写真を保存している人が多いと思うんですけど、RAWファイルも無制限にアップロードできるって頭おかしくないですか?(いい意味で)
なお、写真以外のファイルも5GBまでなら追加料金なしでアップロードできます。
≫Amazonプライム会員登録・無料体験で使えるAmazon Photosの詳細はこちら
メリット2:200万曲以上が聞き放題「Amazon Music Prime(アマゾンミュージックプライム)(旧Prime Music)」
Amazon Music Prime(旧プライムミュージック)は200万曲以上の楽曲が聴き放題の音楽配信サービスです。
音楽配信に特化したSpotifyは4000万曲配信と、配信されている楽曲数に差はありますが、AmazonにもAmazon Music Primeを超えた6500万曲配信しているAmazon Music Unlimitedがあるので、そちらでSpotifyの代わりになります。
Spotifyには無料プランもありますが、Amazon Music Primeは有料なので広告が入らないのもいいですね。またAmazon Music対象曲ならオンライン時に端末にダウンロードすることでオフラインでも聞くことが可能です。これがネット環境の悪いところにも行くバックパッカーには地味にうれしいところ。
プレイリストも気分に合わせた音楽を再生してくれるので面白いです。特に今はアマゾンの出しているスマートスピーカーEcho Show5と併せて使うのが便利です。
例えばアーティストを指名して「アレクサ、○○流して!」というだけで好きなアーティストの曲が流れたり、「アレクサ、ジャズ流して!」などジャンルを指定したり、「○○年代の曲流して」と時代を指定したり、色々な切り口で指定して楽曲が再生されるのは慣れると結構便利です。
アマゾンはスマートスピーカーに力を入れているらしくEchoシリーズはよくセールにで50%オフとかになるのでそのタイミングで購入するのがおすすめです。
プレイリストに話を戻すと、私はもうおっさんになってしまって最新の曲に興味がなくなったので、00年代J-POPとか90年代J-POPとかそんなのばかり再生しています。
個人的に好きなアーティストはCDを全部買う派なので本当に聞きたい曲は全部手元にあるので、ストリーミングサービスで聞く分にはAmazon Music Primeで十分です。
≫Amazonプライム会員登録・無料体験で使える、Amazon musicの詳細はこちら
メリット3:映画、ドラマ、アニメ、全部見放題の「プライムビデオ」
最近Huluとかネットフリックスとか動画のサブスクリプションサービスが人気ですがプライム会員にも同じようなサービス「プライムビデオ」が含まれています。
追加料金を支払うことなくかなり多くの映画やドラマ、アニメなどが見ることができるので、今ではAmazon Photosと並んで私がプライム会員であり続ける大きな理由になっています。
他の動画サブスクリプションサービスと比較すると
とプライムビデオの安さが際立ちます。だって、動画だけじゃなくて他のサービスも含まれてて月額たったの410円なんですよ。
もちろんラインナップは動画に特化したサブスクリプションサービスには敵いませんが、ピンポイントで見たい映画などがあれば有料でレンタルできるものも多いですし、暇つぶしくらいだったらプライムビデオのラインナップで十分すぎるくらいです。
またプライムビデオはタブレットやスマホにダウンロードすることができます。これがどういうことかというと、機内サービスもネットもないLCCの機内や海外旅行中の長距離移動が捗りまくるということ。LCCじゃなくてレガシーキャリアでも見たい映画が機内サービスに含まれるとは限らないので事前ダウンロード→機内(車内)で視聴というコンボは確実にオーバーキルできます(意味不明)。
自分は見ていませんが最近超人気の『鬼滅の刃』も見放題に含まれていますし、そういった最新のアニメや映画だけでなく、
などの映画史に燦然と輝く名作も見放題に含まれているのが嬉しいところです。
すごく久しぶりにあの映画見直したいなーってときにダメもとで検索してみると結構見放題に含まれていてうれしくなります。
あと最近はPrime Video限定の動画も増えてきているのでプライム会員になることのメリットというか必要性というかも増してきている気がしますね。
凄く個人的なところだと高校時代ずっと「ぷっすま」を見ていたのでぷっすま亡き後後継番組とも言えるプライム限定の「なぎすけ」はテレビをほとんど見ない僕も完全にはまっています。
参考までにすごく偏ったラインナップになりますが、自分が見て面白かった映画やアニメをまとめてみます(ちょっと恥ずかしい)
プライム会員見放題の動画は頻繁に入れ替わりがあるので上で紹介した動画が今も見放題とは限りません。見たい動画がある場合は早めに見るのが吉です。
≫Amazonプライム会員登録・無料体験で使えるプライムビデオの詳細はこちら
プライムビデオはアマゾンが作っているタブレット端末Fire HD 10とすごく相性がいいです。Fireタブレットは正直iPadと比べると比べること、比べること自体がおこがましいくらいスペックに差がありますが、動画再生、電子書籍閲覧、ネットサーフィン、SNSくらいだったら全然問題ないので、値段差考慮したら十分アリな選択肢だと思います。
私も実際使っていますが上記目的で購入するなら全然問題ないと思います。
メリット4:送料無料&お急ぎ便使い放題Prime Delivery
日常的にAmazonで買い物をされる方ならこれが一番のメリットかもしれません。
Prime Deliveryはアマゾンの便利な配送オプションが無料で何度でも利用できる特典です。
含まれている配送オプションは、
- 当日お急ぎ便
- お急ぎ便
- マケプレお急ぎ便
- お届け日時指定便
が使い放題で、それどころかすべて無料。加えて通常配送料も無料。
Amazonの送料体系は次のようになっています。
オプション | 一般会員 | プライム会員 |
---|---|---|
2,000円以上の送料 | 無料 | 無料 |
2,000円未満の送料 | 400~440円 | |
お急ぎ便 | 500~540円 | |
お届け日時指定便 | 600~640円 | |
当日お急ぎ便 | 600~640円 |
安い商品に送料がかかるようになったのも今は昔。プライム会員なら少額商品を買っても、お急ぎ便を使っても、お届け日時指定便を使ってもすべて無料です。
つまりAmazonでちょくちょく買い物をする人はこれだけで元が取れるくらいのサービスなのです。
メリット5:Prime会員用電子書籍読み放題サービスPrime Reading
数年前まではKindleオーナーズライブラリーというサービスで「2万冊以上の和書、60万冊以上の洋書の中から毎月一冊無料で読める」というサービスだったものがなんと冊数制限なしで読み放題になっちゃいました。
追加料金なしのサービスならショボいんじゃないの?と思うかもしれませんが、最新の本とかベストセラーとかも結構含まれているので電子書籍の入門としても面白いです。
マンガは1巻しか読めないものも多いですが、ビジネス本とか小説とか1冊で完結する本で興味があるものがラインナップにあれば、とりあえず無料体験してそれだけ読んだら元が取れます。
というか普通に年会費払っても月1冊読めば十分元取れるしなんなら月4冊本読めば1か月で年会費分元取れるわ。
話題の教養書や、
語学学習書、
今流行りのキャンプマンガゆるキャン△、
世界で一番売れてる外出Lonely Planetも一部が読み放題対象になっています。
本をよく読む人なら月に1冊でも読めばそれだけで元が取れますね!
Kindle Unlimitedもそうですが、図書館のように書籍を借りて(端末にダウンロードして)読み終わったら返却する(端末から削除)するという形をとるのでその点だけ注意が必要です。当たり前ですがずっと読めるというわけではありません。
≫Amazonプライム会員特典「Prime Reading」の詳細はこちら
あとこれはあまり知られていないんですがKindle書籍は電子書籍端末を持っていなくてもお持ちのスマホやタブレットにKindleアプリをダウンロードすれば読むことができます!
Kindle
AMZN Mobile LLC無料posted withアプリーチ
アプリを入れればスマホやタブレットでも読むことができますが小説などの電子書籍を読むならAmazonが出している電子書籍端末Kindle Paperwhiteを使うのがおすすめです。私もかれこれ7年ほど使っています。
逆に雑誌など固定レイアウトの電子書籍はKindle端末では読みづらいのでタブレットの方がいいです。Fireタブレットは8インチも買って使ってみましたが、電子書籍や動画再生で使うのならば圧倒的に10インチの方が使い勝手がいいです。
Fire HD10タブレット(https://t.co/P12UwKHzrN)買ってからFire HD8全く使わなくなった。電子書籍読むにはPaperwhite(https://t.co/Hd0WZ1yckq)の方が便利だけど雑誌とか固定レイアウトの本、カラーの本を読むにはタブレットもあった方がいい。その用途だと7インチ8インチじゃちょっとサイズ不足。
— 三矢英人 (@hideto328) February 29, 2020
メリット6:Amazonギフト券のチャージがお得
Amazonで買い物するときって普通に買い物するよりも事前にギフト券にチャージしてそこから買い物をするとポイント還元されるので少しだけお得なんですが、その還元率が通常会員とプライム会員で0.5%違います。
些細なことなんですが塵も積もれば山となる。こういう小さい積み重ねがいつか大きな貯えになるのです。というか、どうせアマゾンで買い物するなら使った方がお得だよね?っていう話です。
≫Amazonプライム会員特典「Amazonチャージ」の詳細はこちら
メリット7:タイムセール先行販売
Amazoでは頻繁にセールを開催しています。特に有名なのがプライムでーやサイバーマンデー。
特にプライムデーはアマゾンがその全勢力を注ぎこんでいると思わせるほどお得感のあるセールです。
これらのセールでは数量限定の商品が多数出品されているのですがプライム会員は一般会員に開放されるより早く商品を購入することができます。欲しい商品がセール対象になることはそこまで多くないとはいえ、割引率の高い商品は売り切れるのも速いので地味にうれしい特典です。
Amazonプライムに加入するデメリットは?
これまでプライム会員になることのメリットを紹介してきましたが、いいことばかりじゃちょっと怖いですよね。ということでここからはプライム会員に加入することのデメリットについても紹介します。
ただ先に言ってしまうとデメリットはなくもないですがそこまで大きなデメリットではなないかな?と個人的には思います。
今後値上げした時に移行するサービスが少ない
個人的に1番困るのが今後値上げした際に他のサービスに移るのが難しくなるということでしょうか。
というのも私は海外旅行が趣味で写真を撮り歩いているのでAmazonフォトにアップロードした写真が数テラバイト(TB)に及んでいます。
今からこれをダウンロードして他のクラウドサービスにアップロードしなおそうとするとそれだけで膨大な時間がかかりますし、値段も相当かかります(上で説明したとおり例えばGoogle Driveで2TBクラウドストレージを使おうとすると1,300円/月かかります)。
そう考えるとアメリカばりに値上げされたとしてもプライム会員を止めるわけにはいきません。もっともっと値上げされても他のサービスに移るのは難しい…。つまりAmazonと心中する覚悟がないと危険です(大げさ)
と言っても一般の人は数テラバイトも写真をバックアップとることはまれだと思うので、その点では私よりデメリットは少ないと思います。
何でもできるけど何にもできないのもPrime
Amazonプライムのサービスは値段に対して素晴らしく非常にコストパフォーマンスが高いものではありますが、そうはいっても音楽だけが聴き放題のSpotifyや、様々な動画が見放題のネットフリックスやHulu、雑誌がたくさん読み放題の楽天マガジンなどと比べると、Amazonプライム自体のサービス内容は少し目劣りします。
とはいえ410円/月でこれだけ多様なサービスを享受できるものは他にはないのでどこに重点を置くかだと思います。
また、Amazon内にも、
など、音楽や書籍に特化したサービスもありますので、そういったサービスを使うか、もしくは併用するのもお勧めです。
実際私は、Amazonプライム会員とKindle Unlimited両方のサービスを利用していますし、Amazon Music Unlimitedは通常月額980円ですが、プライム会員だと780円と特別価格で利用できます。
特典が多すぎて使いこなせない
実はAmazonプライムには今回ここまでで紹介してきた以上に様々な特典が盛り込まれています。
例えば、
など。
日々様々なサービスが増えていて正直全容を把握しきれていませんので詳しくはリンク先から確認してください。
まあ正直すべてのサービスを使いこなせなくても十分お得だと思います。
今現在学生の人はPrime Studentでさらにお得
学生の方限定になってはしまいますが、これまで紹介してきた
- お急ぎ便
- Prime Video
- Prime Music
- Prime Reading
- Amazon Photos
などのサービスに加え、
- 対象の辞書アプリが10%オフ
- 対象のソフトウェアが5~54%OFFも
- 書籍を3冊以上同時購入で10パーセント分ポイント還元
などの特典が追加で付いたPrime Studentというサービスがあります。
このサービスのお値段ですが、特典が増えているにもかかわらず学割適用(?)でなんと年会費が2,450円(月額換算205円)とプライム会員の半額になります。
しかも6か月無料体験がついているので学生の方は使わない手はないです。とりあえず半年無料体験して解約してもいいわけですから。
まとめ:とりあえず無料体験してから使うか考えたら?
これまでメリット・デメリットいろいろあげつらってきましたがトータルで見て現状の年間4,900円(税込)というのは非常にお得だと思います。
実際自分は特にAmazon PhotosとAmazon Music、Prime Videoのお世話になっていますが、(Kindle Unlimitedに加入しているのでPrime Readingはそれほどでもない)それだけでも十分お得感を感じています。
加えて、たまに注文するAmazonでの買い物で送料&お急ぎ便無料なのは普段あまり意識しなくても嬉しい特典です(元々お急ぎ便がメインだったのに不思議な感じですが)。
他社のサブスクリプションサービスと比べて、Amazonプライム会員の特典のうち1つでも気になるものがあるならば、とりあえず30日間の無料体験を試してみて、それから判断してみたらいいと思います。
試してみてちょっとイメージと違うなとか、思っていたほどサービスを使わないなと思っても無料期間中に辞めればお金はかかりません。
ということで今回は以上です。
コメント