どうも!三矢(@hideto328)です。
正直私は英語は得意ではありません。それでも海外をかれこれ5年以上フラフラするだけの英語力は持ってます。
人に自慢できるレベルにはありませんし、ネイティブを前にするとやっぱり気恥ずかしい気持ちになります。それでも海外旅行するうえでは十分なのです。
そして、このレベルの英語であれば、誰でも少しの努力で到達することが出来ると思っています。
今回は、海外旅行で困らないとレベルの英語力を目指す人が何を使って英語を勉強すればいいか、勉強法と教材を紹介したいと思います。
海外旅行で必要最低限の英語はどのレベルか?
そもそも今回目的とするレベルの英語はどのレベルなのでしょうか?
具体的な数字はよくわかりませんが、ここでは自分でホテルや移動手段、ツアーなどを予約できるレベルと定義しましょう。
英語ツアーの内容を理解するのは、求められる語彙力が格段に上がるので今回の目標からは除外します。
ツアーで行く場所の前提知識があればあるほど(宗教施設に行くのであればその宗教に関する語彙や概要を勉強しておくなど)理解は容易になります。
具体的な勉強法
後述する『レバレッジ英語勉強法』にも同じようなことが述べられていますが、身に付けるシチュエーションを限定し、そこで必要な「偏った」表現、語彙を習得していくのが近道です。
ホテルや安宿を手配する上で必要な英語を学ぶのであれば、もっと細かいシチュエーション、例えば飛び込みで宿に入り、その値段を聞く、部屋を見せてもらう、値切る、などが考えられます。そこまで絞れば、
- Do you have a room available?
- Can I see the room?
- Could you please discount?
などのフレーズを身に付ければいいことが分かります。
このように必要なフレーズを限定しながら少しずつ使える語彙やフレーズを増やしていくのがおすすめです。
この本だけやれば海外旅行では困らない
それでは具体的にお勧めの本を5冊紹介します。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
レバレッジ英語勉強法
この本は英語の知識を身に付けるというよりは勉強法や考え方を変える本です。
ある限定されたシチュエーションに絞って(今回の記事でいうなら「海外旅行」に絞って)、その為に必要なことだけを勉強する。その方法論を学ぶことが出来ます。
英語が苦手な人が一念発起して英語を勉強する際にまず大切なことは、これまでの凝り固まった勉強観を変えることが重要です。
英語の勉強というと、単語を暗記して、文法を(5文型とかやりましたよね?苦手ですよね?)覚えて、何度も何度も書いて書いて書いて…というのを想像しませんか?
この本で、そうではない、もっと実践的で効率的な勉強方法があるということをまず知りましょう。
たったの72パターンでこんなに話せる英会話
英語が苦手な人は文法の勉強をするよりもまずこの本で英会話でよく使われるパターンを覚えてしまいましょう。
覚えるのが苦手な人でもこの本ならパターンがかなり絞られています。それでも72パターンは多すぎる…という人は自分が海外に行った時に必要そうだな、と思うパターンにさらに絞って覚えていきましょう。
例えば、
- 「~するつもりです(I’m going to~)」
- 「~したいです(I want to~)」
- 「~はいつ?(When is~?)」
- 「~はどこ?(Where is~?)」
- 「~していただけませんか?(Could you~?)」
などのパターンは旅行英会話でもよく使います。
それぞれこの本の例文では、
- I’m going to go shopping tomorrow.(明日は買い物に行くつもりです。)
- I want to buy this.(これを買いたいんだ。)
- When is the next bus?(次のバスはいつですか?)
- Where can I buy a ticket?(切符はどこで買えますか?)
- Could you speak more slowly?(もう少しゆっくり話していただけませんか?)
など、海外で使うイメージが頭に浮かびますよね。
このようにこの本に収録されている「これだけは!!絶対覚えたい重要パターン21」と「使える!頻出パターン51」を習得すれば応用もききますし、本に出てくる例文をそのまま暗記するだけでもかなり役に立ちます。
余裕があれば続編の『72パターンに+αで何でも話せる英会話』もやればより多くの会話に対応できるようになるでしょう。
英語耳
この本を初めて知った時衝撃を受けたのですが、発音できない音は聞き取れない。これは目から鱗でした。
あなたが英語を聞き取れないのはその音を発音できないからなのです。
例えば英語にはカタカナで書くと「ア」としか表記できない発音がたくさんあります。その音が存在することを知らないとすべて同じ「ア」にしか聞こえないのです。
でもこの本で「ア」にはたくさんの発音があることを学べば、カタカナで書くと同じ「バット」になるbatとbutを聞き分けることができるようになるのです。
この本はCDの出来が秀逸で、テキストを開いて何度もCDを聞きながら自分で実際に発音していくと、みるみるうちにリスニング力が上がっていくのが実感できます。
DUO3.0
単語集はこの世にたくさんありますが、個人的にお勧めなのがこのDUO(デュオ)です。
英単語集って一つの単語に対して一つの例文があるものが多くて、そういう単語集だと単語を100個覚えるためには例文も100個覚えなきゃいけないんですよね。
それがこのDUOだと、一つの例文の中に複数の単語が重複なく含まれていて、しかも単語だけでなく熟語もこの一冊でまとめて勉強することができるんです。
例えば、
Whenever I go abroad, I suffer from jet lag and diarrhea.(海外に行くと必ず、時差ボケと下痢に悩まされる。)
という例文の中には、
- abroad(海外に[で])
- suffer from…(…で苦しむ)
- jeg lag(時差ボケ)
- diarrhea(下痢)
の4つの単語・熟語が含まれていて、この一文を覚えるだけで、一度に4つもの単熟語を習得することができるのです。
しかも、この例文だとjet lagのところに、
と理由が書いてあって、ただ暗記するだけでなく覚えやすくなっていたり、
diarrheaのところに、
とコメントが書いてあって「たしかにこれは覚えておいた方がいいな」と思わされたりするのです。
例文は二人の会話から成り立つものもあり、それはそのまま日常会話でも使えます。
このように少ない例文でたくさんの単語・熟語を習得することができて、DUOを使うと非常に効率的に勉強ができます。
残念ながらDUO本体にはCDや音声は付いておらず別売りになります。
CDは2種類あって、
「見出し英文和訳→見出し英文(スロースピード)→見出し語→最後にもう一度見出し英文(ナチュラルスピード)」というパターンで録音された基礎用と
見出し英文560本だけをナチュラル・スピードでポーズを開けずに読み上げる復習用があります。
が、買うのは正直復習用だけでいいです。復習用は収録時間が60分ちょうどでリズムよく効率的に復習することができるうえ、見出し英文と和訳がまとまった小冊子が付いてきます。
別売りではありますがこの復習用CDが非常によくできていて、音声のスピードも適度なのでDUOを使って単語を勉強する場合はぜひ復習用CDも併せて使ってみてください。
家ではDUO本体を使って勉強し、外出時はこの小冊子と音声で復習するという使い方がおすすめです。
ひとり歩きの会話集① 英語
最後に、おすすめなのは海外旅行用の会話集です。
旅行会話集を使って、海外旅行に特化した偏った英語を習得しましょう。
当たり前ですが、旅行会話集には海外旅行で使う多くのフレーズや単語が収録されています。海外旅行で使うフレーズや単語を覚えるという意味ではDUOよりもはるかに効率的です。
トラベル会話集を最近の英語学習の教材にしているがこれが思っていた以上に良い。当然すぐ使えるフレーズが多いのでアウトプットしやすくアウトプットした知識は身に付きやすい。
— 三矢英人 (@hideto328) February 1, 2014
またこれまで大して使ってこなかった巻末の和欧辞書、英和辞書、リファランスがかなり良い。旅行に関連した単語に特化してるのでボキャブラリービルディングの効率がかなり高い。医療系の単語が弱いことがよくわかった。
— 三矢英人 (@hideto328) February 1, 2014
ここでは実際に私が持っている『ひとり歩きの会話集① 英語』を上げましたが、この手の本は色々な出版社がいろいろ出しているので本屋でパラパラめくってみて自分の好みに合うのを選ぶのが一番いいと思います。
ちなみに『ひとり歩きの会話集① 英語』はKindle Unlimited読み放題対象に含まれているのでお金をかけたくない人にもお勧めです。
まとめ:信じた本を徹底的にやれば英語は身に付く
これまで5冊おすすめの参考書を紹介してきましたが、最後に非常に大切なことを書きます。
それは使う参考書をコレと決めたら、決めた参考書を徹底的に使い込む、ということです。
これは大学受験とか、資格試験の勉強でも一緒なんですけど、勉強が苦手な人っていろんな参考書に浮気して結局どれも消化不良で身に付かないっていうパターンが非常に多いんですよ。
これと決めた参考書と心中しましょう。
ここでは私が実際使ってみて、特にお勧めできると思ったものに絞って紹介しています。
また、この記事を書くにあたって読み返していてたまたま発見したのですが、最後の英会話集以外の本、つまり『たったの72パターン~』『英語耳」『DUO3.0』は全て『レバレッジ英語勉強法』の巻末でもおすすめテキストとして挙げられています。
これを機にぜひ海外旅行で困らない英語力を身につけてください。
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