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【ブルガリア】世界遺産ボヤナ教会の紹介と行き方

ボヤナ教会外観 ブルガリア
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ボヤナ教会外観

どうも、三矢(@hideto328)です。

ブルガリアに9つある世界遺産(2017年現在)のひとつ「ボヤナ教会」の紹介と行き方、注意点を解説します。

ボヤナ教会とは

ボヤナ教会入り口

ボヤナ教会は10世紀後半から11世紀初頭に王家の礼拝堂として建てられた教会です。のちに2度増築され、異なる時代の建築様式が混在している貴重な建造物です。

見どころ

ボヤナ教会外観

フレスコ画

ボヤナ教会の見所といったらなんと言っても内部のフレスコ画です。13世紀のオリジナルがそのまま保存されています。このフレスコ画はルネサンス以前の美術を現代に伝える傑作です。

教会内部は写真撮影禁止のため残念ながら写真はありません。ぜひ行って見てください。

フレスコ画の中でも特に有名なのが「最後の晩餐」をモチーフにしたフレスコ画で、教会最奥の左上にあります。イエス・キリストが左に座り、右側に使徒が並んでいます。そして真ん中ほどに座っているユダがテーブルの上に手を伸ばしています。

この「最後の晩餐」のフレスコ画にはワインもパンも登場しません。そこに描かれているのはネギやラディッシュ、にんにくなどです。こんなところにキリスト教美術の変遷が見て取れます。

また、中央の聖パンティレイモン教会には89の場面に240人もの人物が描かれています。

それ以外にも、寄進者カロヤン夫妻の肖像画、ブルガリア皇帝コンスタンティン1世と后、聖母マリアが修道会に預けられる場面、イエスが法学者と議論する場面、受胎告知、10人の兵士など、さまざまなフレスコ画が描かれています。

教会内には英語が通じるスタッフがいて、質問したらフレスコ画の説明をしてくれるので気になったフレスコ画があったら色々聞いて見てください。

建築様式の変遷が見える外観

教会の建物自体も2回増築されたのがよくわかる外観、作りになっているので注目してください。

増築時の継ぎ目

ボヤナ教会の行き方

ボヤナ教会へ行く2番トロリー

ボヤナ教会はソフィア郊外のボヤナ地区にあります。中心地から歩くには遠い距離なのでバスやトロリーバスで向かいます。

行き方は次のように色々あります。

  • トラム4、5でオブチャクペルバスターミナル近くまで行きそこからバス107に乗り換える
  • トロリー2、9からバス63に乗り換える
  • トロリー2で終点まで行きそこから2km強歩く

私は最後の方法、2番トロリーを終点まで乗りそこから歩きました。

乗車した際は打刻機でチケットに打刻することをお忘れなく。時折チェックされ、打刻していないと罰金が課せられます。

チケットの打刻機

2番トロリーの終点からボヤナ教会までは少し距離がありますが、2番トロリーの終点近くに国立歴史博物館があるのでボヤナ教会とセットで回るのがオススメです。

国立歴史博物館外観

国立歴史博物館は横切ることができないので博物館の敷地を大きく迂回することになります。

上り坂を登りながら歩いて行くと入り口が。

ボヤナ教会敷地への入り口

ボヤナ教会の門

門をくぐって木で囲まれた道を進んで行くと右側にチケット売り場があります。

ボヤナ教会の門を入ったところ

ボヤナ教会チケット売り場

料金と注意点

ボヤナ教会料金表

入場料は10レバ(学生2レバ)。国立歴史博物館との共通券が12レバ(国立歴史博物館単体の入場料10レバ)とお得です。

最大の注意点は教会内に滞在できる時間は10分までと決められていること。また教会内に同時に入れる人数も8人(この数字はうろ覚えですがとにかく少ない)までと決められています。

そのため、団体と鉢合わせてしまうと中に入るまで待たされる可能性があることと、中に入ってからも落ち着いて見学できない可能性があります。

団体と鉢合わせるかどうかは運次第ですが、教会内に入るタイミングは自分で選べますので時間に余裕があれば団体客がいなくなるまで外で時間を潰してもいいと思います。

教会内部は写真撮影禁止で、中型以上のカバンは教会入り口に預けるようになっています。

まとめ

ボヤナ教会へ続く道

ボヤナ教会はソフィアの中心部から少し外れているため、訪れる旅行者はあまり多くはありません。でもソフィアの見所の中で1位2位を争うくらい素晴らしい場所なのでぜひ訪れて見てください。

ボヤナ教会だけなら行き帰りの時間を合わせても2〜3時間、国立歴史博物館も行っても半日程度で行って帰ってこれると思います。

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ブルガリア
三矢英人

バックパッカー/トラベルライター/チェコ親善アンバサダー2018/米国公認会計士(USCPA-Inactive)

1986年神奈川県生まれ。「行きたいところに行き、見たいものを見て、食べたいものを食べ、飲みたい酒を飲む」をモットーに2013年11月から2019年4月まで無帰国長期旅行していました。

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