どうも三矢(@hideto328)です。
実は私、今回シェンゲン圏をオーバーステイしていました。10日も。
結論から言うと何の問題もありませんでしたが、今回はオーバーステイするとどうなるのかをまとめます。
シェンゲン協定とは?
そもそもシェンゲン協定とは何なのでしょうか。簡単に説明します。
シェンゲン協定とは、協定加盟国間の国境審査を廃止し、領域内での自由な移動を認めたものです。そして日本人であれば協定加盟26カ国に「あらゆる180日の期間内で最大90日間」ビザなしで滞在できます。
事前情報
さて本題。今回止むに止まれぬ事情によって、シェンゲン領域にオーバーステイすることになったのですが、オーバーステイすることを決める前に事前にある情報を聞いていました。
それは、シャルル・ド・ゴールからの空路出国は検査が緩いというもの。
これは、ブダペストでお会いした日系企業の駐在員の方から伺った話で、3ヶ月以内の長期出張でヨーロッパに来たものの、出張期間が延びてしまい90日を超えてしまったら検査の緩いシャルル・ド・ゴールから出国させるというものでした。
なお、出国時の検査の厳しさは国によってまちまちで、ドイツなんかは結構厳しいと聞きます(ただし1日オーバーステイくらいならお咎めなしだったと旅仲間のJOJOさんが言っていました)。
以前私がスペインのセウタからモロッコに越境したときはパスポート上は数日オーバーステイしていることになっていた(イギリス領であるジブラルタルに数日滞在したのですが、ジブラルタルの入出国スタンプが押されなかったためにオーバーステイしたようになっていた)のですが、これも特にチェックされることなく問題なし。
ということで、オーバーステイするならパリからと思っていたので悠長に構えていたのです。
事前準備
さて、緩いと言っても結局は検査官の気分次第。念のため最善を尽くします。
その内容は、
- 服は手持ちの一番きれいなものを着る
- 髭は剃る
- 髪は縛る
- 爽やかに挨拶
というもの。
とにかく第一印象をよくしましょう。事前準備というほどのことではないですね…。
いざ出国
ということでシャルル・ド・ゴールに向かいます。
今回使うことになったのはLCC専用?ターミナルのターミナル3。CDGで一番しょぼいターミナルです。久しぶりの飛行機なのでラウンジを使ってやろうと思ったらラウンジが存在しないというね…。
出国審査でもめて飛行機に乗れないと困るのでいつもより早く空港に向かいました。そしてチェックインを済ませたら速攻で出国審査に向かいます。
さて、おそらく大丈夫、とわかっていても緊張の出国審査。緊張が相手に伝わらないようにポーカーフェイスを装いながら爽やかに「Bonjour!」と挨拶。
パスポートを渡して天に運命を委ねます。
パスポートの査証欄を最初から一枚ずつめくっていく検査官。
入域時のスタンプを探しているんだろうな…。オーバーステイを指摘されたらどうしよう……。
そんなことを考えながら事態の行く末を見守ります。
そして、検査官、査証欄の、空きスペースに、スタンプを、押した!!!
ということで、なんてことなく無事出国することができました。
シャルル・ド・ゴールからの出国における雑感
さて、緩いと聞いていたCDGからの出国ですが、感想を述べます。
まず、多くの出入国に関してパスポートを機械でスキャンしますが、今回の出国にあたって、僕が見落としていなければ、機械に通してすらいませんでした。
そして、査証欄を順番にめくっていたことは先に述べた通りですが、入国時のスタンプを探していたわけでもなさそうです。めくりながらすぐ出国スタンプを押したところから察するに、ただスタンプを押す場所を探していただけのようです。
ということで、やっぱりシャルル・ド・ゴールからの出国は非常に緩かった、と言えるでしょう。
まとめ
今回は何事もなく無事に出国することができました。
しかし、同じシャルル・ド・ゴール空港でも今回私が使ったターミナル3と他のターミナルで違うかもしれませんし、同じT3でも検査官によって違うかもしれません。
当たり前の話ですがオーバーステイは不法滞在に他なりません。今回の私の事例はあくまでも一例として、オーバーステイすることのないように旅程を組んでください。
緩い緩いと言われていてもあえて危ない橋を渡る必要はありません。ということでくれぐれもご注意を。
以上、シェンゲン圏を10日オーバーステイしていてもシャルル・ド・ゴールからの出国検査は緩かった、という話でした。
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