どうも!三矢(@hideto328)です。
これから世界一周や長期旅行に行くという人からしばしば質問されます。
世界一周に寝袋は必要ですか?
と。
正直言って絶対に必要なものではありません。
でも、
私は持ってきてよかったし、持っていくことをおすすめしています。
ここではどんなときに寝袋を使うのか、どんな寝袋を持っていったらいいか解説します。
世界一周で寝袋を使う場面
長期旅行をしていると案外寝袋を使う場面はあるものです。なくてもなんとかなることは多いですが、持っていった方が絶対快適です。
それではどんな時に寝袋の力が必要になるのでしょうか?
空港泊や駅泊などの野宿
節約旅行の長期旅行者なら空港泊する機会はよくあります。
早朝のフライトに乗るときに、寝坊しないためや宿代を節約するために前日夜に空港入りしたり、逆に夜遅くに空港についてしまって朝まで時間をつぶしたり。特にLCCなんかは深夜とか早朝発のフライトが多いですしね。
そんなこんなで節約派ほど空港泊をすることになりますが、空港って冷房が強めにかかっていることが多く結構寒いんですよね。私もエジプトのシャルム・エル・シェイク空港に夜中の2時ころ着いて移動できなかった時に、エジプトだし平気だろうと寝袋ださないで寝ていたら明け方あまりの寒さに目が覚めてそれから震えていたことがありました。
同じように、駅やバスターミナルで野宿することもあります。海外のバスや電車はしょっちゅう遅れるので変な時間に着いてしまうことが少なくないんですよね。
チェコのプラハからドイツのバンベルクに移動したときは夜中にライプツィヒで乗り換えがありました。その時有名な大きな町だしバスターミナルの中で休めるのだろうと思っていたのですが、なんと普通のバス停のようなところで降ろされ、冬の吹きさらしの屋外、しかも真夜中に2時間近く時間をつぶさなければならない時がありました。寒いのなんの!迷わず寝袋を取り出して包まって寒さをしのぎました。
バス待ってる間寒かったので寝袋出した。
— 三矢英人@アフリカ縦断中 (@hideto328) 2015年12月26日
人によっては冷房がガンガン効いている夜行バスで寝袋を使う人もいるようです。
スペイン巡礼
私が寝袋を持ってくることにした一番大きな理由がスペインのサンティアゴ巡礼を歩きたかったから。
この巡礼では巡礼宿に泊まりながら進んでいくのですが、巡礼宿には基本的にブランケットなどはありません。マットレスが一枚あるのみ。
そのため巡礼者は自分の寝袋を持参します。真夏のカスティーリャ・イ・レオン州などでは何も書けないでそのまま寝ても寒くありませんが、ガリシア州は夏でも朝晩は結構冷え込みます。
登山&トレッキング
ネパールのトレッキングや、キリマンジャロ登山でも持っていきました。
ネパールはエベレストベースキャンプまで行ったのですが、結局泊まる宿のブランケットで何とかなったので使いませんでしたが、あろうことか下山したあとのカトマンズの宿が寒くてカトマンズで寝袋を使っていました。
トレッキング中一度も寝袋使ってなかったのに最近は寝袋がないと寝られません。
— 三矢英人@アフリカ縦断中 (@hideto328) 2014年12月24日
キリマンジャロではマットがあるだけで布団やブランケットなどはないのでどのルートを採っても寝袋は必要です。
もっとも、ネパールトレッキングもキリマンジャロ登山も寝袋は借りることはできるのですが、大きくてかさばる寝袋のことが多いので自前のものを持っていった方がいいです。
アフリカ縦断
日本人の感覚だとイメージ湧かないと思うのですが、アフリカ旅行って結構お金がかかります。
特に南半球に入ってくると宿もドミトリーで1,000円を超えてきたり、結構宿代がバカになりません。
そのため、アフリカ縦断や南部アフリカを旅行する人はテントと寝袋を持ってキャンプする人が多いです。国や街にもよりますがテント泊だと宿代が半分くらいになるケースが多いのです。
テントも寝袋もアフリカで手に入りますが、安い寝袋は特に重くてかさばるので、ここで紹介している他の理由で寝袋を使う可能性がある人は自前の寝袋を持っていった方がいいでしょう。
テントはアフリカ以外ではあまり使わないのでアフリカで安いテントを買って捨てればいいと思います。私のテントもナイロビで1,500円くらいで買った安物です。
どんな寝袋を持っていくべきか
大事なのは軽さと小ささです。
寝袋は持っていった方がいいですが、使う機会は正直そんなに多くありません。だからかさばらないのが大切です。
また、性能ですが、夏山登山に対応できるくらいの温かさなら十分だと思います。基本的に真冬の屋外で使うなんてことはなく、屋内で使うことがほとんどなのでそんなに高性能な奴じゃなくて大丈夫です。
おすすめはモンベルのダウンハガー800 #5
私が最終的に選んだのはモンベルのウルトラ・ライト・スーパー・スパイラル・ダウンハガー#5(名前を変えて今はダウンハガー800 #5になっています)
スペック
【素材】表地:10デニール・バリスティック エアライト® ナイロン[撥水加工]
裏地:10デニール・バリスティック エアライト® ナイロン[帯電防止加工]
【重量】419g(439g) ※( )内はスタッフバッグを含む総重量です。
【カラー】ブルーリッジ(BLRI)
【収納サイズ】∅12×24cm(2.4L)
【コンフォート温度】9℃
【リミット温度】4℃
【エクストリーム温度】-9℃
【適応身長】183cmまで
【機能】R(右)ジッパーモデル(ジッパー長150cm) ※ジッパースライダーには生地の噛み込みを軽減するパーツを取り付けています/スパイラルストレッチ™ システム
【付属品】ストリージバッグ
モンベル | オンラインショップ | ダウンハガー800 #5
この寝袋はスーパースパイラルストレッチシステムという非常に伸縮性の高い機能を搭載しているため寝袋に入っていても窮屈さがありません。どのくらい伸縮性が高いかというと寝袋に入りながら胡坐を組めるレベル。
高性能な800フィルパワーのダウンを使っているため温かさを保ちつつめちゃくちゃコンパクトです。
これでキリマンジャロ登山のベースキャンプ標高4,700mのキボ・ハットも寝ました。さすがに4,700mでは目いっぱい着こんで寝ても結構寒かったですが…。それでもなんとかなりました。
結論から言うとダウンジャケット以外は手持ちの装備でなんとかなった。寝袋がギリギリ。モンベルのスーパースパイラルダウンハガー#5なんだけどめっちゃ着込んで寝ればなんとか。もちろん#3なら尚よし。ちなみにダウンジャケットは手持ちのがダメというか手持ちのも着込んだ上にさらに借りたのを着た。 https://t.co/MG8AtkBaoA
— 三矢英人@アフリカ縦断中 (@hideto328) 2018年8月5日
持ってない人に見せるとびっくりされるくらい、とにかく小さくて軽いので長期旅行の相棒にもってこいです。
寒さが心配な人はダウンハガー800 #3を
寒いのがとにかく苦手でもう少し高性能なのがいい!という人は一段階温かいダウンハガーの#3を買うのがいいでしょう。
ドライバッグも持っていこう
ダウンを使った寝袋で気を付けなければいけないのが濡れないようにすることです。ダウンは濡れてしまうと保温力が一気に下がります。
そのため防水のドライバッグに入れておくことをおすすめします。ダウンハガー800 #5なら4Lのドライバッグがちょうどいいサイズです。
余裕があったらトラベルシーツも用意しよう
寝袋とは別にトラベルシーツも持ってきています。衛生状態のイマイチな宿でダニなどの虫対策に使います。値段は張りますがこれはかなりおすすめです!!
トラベルシーツ設置完了!ダニは目に見えないので一見きれいそうに見えても大丈夫とは言い切れない。この国で安心して寝られる宿は無い。 https://t.co/Cbu7BZ3LwZ pic.twitter.com/0HcjDUeVZb
— 三矢英人@アフリカ縦断中 (@hideto328) 2018年5月13日
トラベルシーツについて詳しくは「海外旅行のダニ・ノミ対策に!コクーンのトラベルシーツ(インセクトシールド)は長期旅行者の必須アイテム」の記事を参考にしてください。どんな場面で使いどう役立ったかについても書いてあります。
まとめ
長期旅行に出るなら念のため寝袋を持っていきましょう。
結構使う機会があってそのたびに寝袋の存在に感謝すると思いますよ。
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