Anker社の格安防水ワイヤレスイヤホン「Anker SoundBuds Slim」を購入しました。
今回このイヤホンを買うことになったきっかけは旅行中にヨーロッパのどこかで買ったイヤホンが壊れたこと。
これすぐ接着剤で止めればよかったんだけど、そのまま放置して使っていて、いざ接着剤て止めたら断線しているようで聞こえなくなってしまった…。新しいの買わないと…。 https://t.co/r2xmyFfcGL
— 三矢英人 (@hideto328) May 30, 2020
なおこの後右耳も同じように壊れました笑
イヤホンとかスピーカーとかに関して音質に特にこだわりがあるわけではないのですが、毎年好きなバンドのライブに行っていたくらいには音楽を聴くのは好きなので、イヤホンがないとさすがに不便。
ということでこの度、新たにイヤホンを買うことにしたというわけなのです。
今回新しくイヤホンを選ぶうえで重視したのは次の点です。
- ワイヤレス
- ランニング中に使いやすい
- 安い
- デザインが好み
逆に妥協したのは次の点。
- 有名メーカー
- 高音質
同じような観点からワイヤレスイヤホンを探している方には参考になると思います。
今回イヤホンを買う上で譲れなかった点・妥協した点
それぞれ一個ずつ詳しく解説していきます。
ワイヤレス&ランニング中に使いやすい
これまでずっと有線のイヤホンを使ってきましたが、最近はイヤホンジャックが付いていないスマホも出てきたこともあり、これを機にワイヤレスのイヤホンにしてみたいなと思って候補を選びました。
また趣味でジョギングをするのですが(こう見えて? フルマラソンの自己ベストは3時間半切ります)、ランニング中に使いやすいかどうかというのも今回は重要視しました。
これまでワイヤレスイヤホンを使ったことがなかったのですが、スマホ本体に直接つなぐ有線方式だと手を前後に振った時に引っかかったり、走っている時にコードが揺れて邪魔だったりするんですよね。
あと狭い道で通行人とすれ違う時に引っかかりそうになったり。
安い
個人的に懐が寂しいころ合いということもあって値段の安さは重要な要素の一つでした。とはいえ安すぎる中華イヤホンも不安…という観点から、安いけど聞いたことがないメーカーは候補から外しました。
デザインが好み
そんなに高い買い物ではないので重要性は低いのですがやっぱり日常的に使うものである以上、デザインが好み、最低限許容できるというのは必須だと思います。
これはまあ好みの問題ですけど。
メーカー
そりゃ名だたるオーディオメーカーのイヤホンが買えるなら買いたいけれども、値段とメーカーとどっちが優先順位高いかってなった時に、今回は値段だったのでメーカーは多少妥協することにしました。
冒頭のツイートにある海外で買ったイヤホンも、信頼できそうなメーカーで、とにかく安いをコンセプトに買ったPanasonic製です。その前はDENONの4,500円くらいのイヤホンを使っていてなかなか気に入っていたのですが。
そんな中少し前にツイッターのフォロワーさんがAnkerのイヤホンを買ってすごいよかったというツイートをしていたのを見ていたので、いわゆる音響メーカーではないAnkerのイヤホンがどんなものかと思って買ってみることにしました。
Ankerは旅行用に使っているモバイルバッテリーがなかなかよくて気に入っているメーカーでもあります。
そんなAnkerがイヤホンを作っていたなんて全然知らなったぜ。ワイヤレスイヤホンは充電が必要だからモバイルバッテリーの技術の蓄積があるAnkerと相性がいいんでしょうね。
音質
安さが優先事項なのでさすがに音質の高さに関しては妥協することにしました。
とはいえ自分がイヤホン使うシチュエーションって、移動中の暇つぶしだったりランニング中のBGMだったりとそんなに高音質を要求する状況で使うことはほとんどないので、最低限聞いてて疲れるレベルでなければいいです。
Anker SoundBuds Slimを選んだ理由
数ある選択肢の中から、今回「Anker SoundBuds Slim]を選んだ理由ですが、上述した譲れなかった点を全部満たしていました。
ワイヤレス&ランニング中に使いやすい
ワイヤレスイヤホンを買うとして、左右がコードでつながっているモデルと、完全ワイヤレスなモデルと大きく2種類に分けられます。
その中で完全ワイヤレス型は走ってて最後全力で追い込むときに落として無くしそうなので候補から外しました。
それに、仮に落とさなかったとしても、走り終わって外した時に、左右がコードでつながっていた方が手で持たなくていい(首に引っ掛けておける)分ランナーとしては便利だなと思いました。
またこのモデルはイヤホン本体に磁石がついていて首からぶら下げると、左右のイヤホンが磁石でくっついてネックレスみたいになり無くしにくくなっています。
これは完全に使用用途次第だと思うので、自分は絶対無くさないとか、用途から無くす可能性が低いという方は完全ワイヤレス型の方がストレスフリーな音楽体験を得られるかもしれません。
ちなみに上述したツイッターのフォロワーさんは完全ワイヤレス型イヤホン(AppleのAir podsみたいなやつ)を購入されていてコスパがメチャクチャいいとのことです。
こちらのモデルだそうです。
ちなみにこちらがAppleのAir Pods。
安い
2,500円を切る値段!
たしかに中華メーカーでもっと安いモデルはありますが、この値段である程度有名なメーカーで安心感を得られるのは嬉しいですね。
デザインが好み
今回購入したAnker SoundBuds Slimと最後まで悩んだモデルがありました。それがAnker Soundcore Sport Air。
単純にスペックだけで見るとAnker SoundBuds Slimの倍の大きさ12㎜のドライバーサイズ、SweatGuardテクノロジーで汗により強いなど、音質の面でもランニングで使うという面でもこちらのモデルの方が自分の使用用途には合っていました。
ただ、ちょっとごつごつしたデザインが好みじゃなかったのと、ランニング中に耳に付いたボタンを操作するのは使いづらそうだったので、かなり悩みましたが最終的にはAnker SoundBuds Slimを選びました。
ランニングという点では、右耳から伸びているコードにリモコンがついているAnker SoundBuds Slimより、Anker Soundcore Sport Airのほうが左右のバランスが崩れづらいという点で好みな人もいると思います。
本当にランニングやスポーツに特化した格安ワイヤレスイヤホンを探しているならAnker Soundcore Sport Airの方が用途に合っているかもしれませんね。
Anke SoundBuds Slimのスペック・特徴
簡単にスペックと特徴をまとめます。
商品本体サイズ | 55.29 x 3.09 x 1.19 cm |
---|---|
商品の重量 | 15グラム |
最大使用時間 | 約10時間 |
防水機能 | IPX7 |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
Bluetoothプロファイル | A2DP, AVRCP, HFP, HSP |
Bluetooth通信距離 | 10m |
対応コーデック | AAC / SBC |
ドライバー | 複合バイオセルロースダイアフラムドライバー |
ドライバーサイズ | 6mm |
音声アシスタント | ✓ |
Bluetooth5.0
イヤホンに限らずBluetoothで接続するガジェットを買うのは恥ずかしながら初めてなので、Bluetooth5.0というのがどのくらいすごいのかよくわかっていませんが、Bluetooth4.0と比べてデータの転送速度が2倍・通信範囲が4倍だそうです。
このモデルは通信距離10mなので日常使いで困るということはないです。
IPX7防水規格
このイヤホンはIPX7という基準を満たしている防水イヤホンです。
IPX7とは、「一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない」と定義されていて、小雨くらいではびくともしないくらいの防水性能を持っています。
他の方のブログなどを調べたところ、あまりお勧めできることではありませんが風呂に入るときに使っていて何カ月も使っているが壊れていないというのを見かけました。
防水性能は必要にして十分だと思います。
10時間連続再生
用途にも寄りますが、片道1時間通勤・通学の方は往復2時間週5日10時間なので1回充電すれば1週間使える計算になります。
逆に在宅ワークとかで1日中音楽聞きながら作業していると2日に一回くらい充電しないともちません。その面では有線のヘッドホンの方がいいですね。
イヤーピースやクリップなどの付属品が豊富
イヤーフックがS、M、Lの3種類、イヤーチップが5種類ついているので耳のサイズに合わせて使い分けられます。
また、シャツクリップとフィットクリップ(首の後ろに余った分を束ねておくクリップ)も付属しているのでランニング中にコードが長くてバタつくなんていうことはありません。これはランナーとしては嬉しいところ。
安心のAnker製
Ankerにイヤホンやヘッドホンのイメージは正直ありませんでしたが、モバイルバッテリーやUSBハブなどを使っている経験上、Ankerというメーカー自体にはいいイメージを持っています。
また、18ヶ月保証がついているので初期不良などがあった時も安心です。
Anker SoundBuds Slimの外観・付属品など
それではAnker SoundBuds Slimについて写真を含めて見ていきます。
パッケージはこんな感じでシンプルな箱でした。箱自体もものすごくスリムで薄いです。
裏側もシンプル。これはAnkerの他の製品も似たような感じですね。
箱の中は大きく3つに分かれていて、それぞれ本体とトラベルポーチ、充電用のMicro USBケーブル、説明書・イヤーパッド類です。
中身を全部開けるとこんな感じ。
内容物は、
- SoundBuds Slim本体
- トラベルポーチ
- 説明書類
- イヤーチップ 5サイズ
- イヤーウィング 3サイズ
- シャツクリップ
- フィットクリップ
- Micro USBケーブル
です。
Micro USBケーブルはありますが充電プラグは付いていないので注意です。まあ今どき普通にみんななにかしら持っているとは思いますが。
持っていない方はこちらのモバイルバッテリーも兼ねられる充電器がおすすめ。
本体はこんな感じ。
ワイヤレス型のイヤホンを使ったことがないので、比較できませんが思っていたよりはゴツかったです。有線のイヤホンと違ってイヤホン内にバッテリーを内蔵しないといけないので仕方がないのですが。
右のイヤホンの近くにリモコンが付いています。リモコンは真ん中が電源・再生ボタンでその上下に音量+(曲送り)ボタンと音量-(曲戻し)ボタンが付いています。
リモコンの側面には充電プラグが。蓋みたいなのがクルッと回って痛みづらくなってるのは地味だけど嬉しいですね。これでMicro USBじゃなくてUSB Type-Cならなおよかったんだけど。
イヤーチップ類はこんな感じ。最初から本体についているのと合わせて、イヤーフックがS,M,Lの3種類、イヤーチップが5種類です(なぜか一個多く入ってた)。加えて長さを調整するフィットクリップと、シャツなどに留めるためのシャツクリップ。
イヤーフックはS、M、Lの表記があるのでわかりやすいのですが。イヤーチップは一つの袋にまとめて入っていたのでどれがでかくてどれが小さいのかぶっちゃけよくわかんないです。
シャツクリップは360°回転するので留めたいところで留めやすくなってます。結構芸が細かい。
トラベルポーチはベロアっぽい見た目で値段の割には高級感あり。
口はマグネット式になっていて結構バチっと留まるのでうっかり落とすってことはなさそう。紐で留めるタイプより開け閉めしやすいし、安心感も◎
音質とか操作感とか
気になってた音質ですが、メチャクチャ音質いいわけではないですが、私が日常使いするうえではそんなに気にはなりません。
Amazonのレビューだと低音がスカスカっていうコメントと、低音が効いてるってコメントが混在していてどっちだよ! って思っていましたが、レビューで書いてあるほどドラムとかベースが弱いっていう印象はないです。むしろ高音域より低音の方が効いてる印象ですね。
ランニングとか筋トレとかしながら聞くうえでは、ドラムとかベースとかが効いてた方がテンション上がるので、その点はよかったです。
操作感は特に不便なことなし。Bluetoothが初めてなのでペアリングで少し手間取りましたが、1日いろいろ使ってみたらだいぶ慣れました。
ただ、パソコン作業中にiTunesの曲を止めようと、一時停止ボタンを押したら、iTunesじゃなくてYoutubeが再生されたりみたいなことがありました。
Bluetoothのイヤホン使うの初めてなので、このイヤホン特有の現象なのか、他のも同じような挙動になるのか判断がつかないのでちょっとあれですが。
ワイヤレスイヤホンに変えてよかったこと
初めてワイヤレスのイヤホンを使ってみたのでその感想も簡単に述べます。
これね、有線のイヤホンと比べると天と地ほどの差ですわ。大げさでなく。
なんでもっと早くワイヤレスにしなかったんだろ……。
イヤホンつけながらパソコン作業している時に、ちょっと冷蔵庫に飲み物を取りに行くとか、ちょっとコーヒーを入れに行くとか、トイレに行くとかいう時に、いちいちイヤホン外さなくてよくなったのはかなり快適。
Bluetooth5.0で通信範囲が広いので、パソコンで音楽を掛けつつ、隣の部屋に移動しても全然途切れないし。
オンライン飲み会する際も、これまでは有線のイヤホンをつけてマイクはパソコンのを使っていたのですが、ちょっと飲み物を取りに行くのに、いちいちつけたり外したりしなければいけなかったのが、つけたまま、なんなら会話したまま飲み物を取りに冷蔵庫に行けるのは便利ですね。
まとめ:今のところ買って満足
やっぱりイヤホンあるのとないのとではQOLが全然違うので、何日も悩んでないで早く買ってしまえばよかったですね。
また、ワイヤレスイヤホンは充電しないといけないから面倒くさいなと思っていましたが、そのデメリット以上にワイヤレスのメリットを享受できる方が大きいということも、買ってみて初めてわかりました。
2,500円くらいなら(アマゾンのセールの時は2,000円くらいで買えることもあるらしい)、失敗しても諦めがつく金額ですし、ワイヤレスイヤホン事始めにはちょうどいい買い物だったと思います。
コスパのいい完全ワイヤレス型をお探しの方はこちらがおすすめらしいです。
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