検索結果に表示された自分のブログの記事をより多くの人にクリックしてもらうために、メタディスクリプションをしっかり記述する重要性が叫ばれています。
私が使っているワードプレステーマCocoonでは、プラグインを使うことなく記事投稿画面から簡単にメタディスクリプションや抜粋文を入力することが可能です。
しかし、メタディスクリプションを入力すると、ブログトップやカテゴリートップなどのインデックスページやブログカードにメタディスクリプション(もしくは抜粋)が表示されてしまいます。
これをスッキリさせるために今回カスタマイズしました。
今回はメタディスクリプションは入力するけど、ブログカードやインデックス画面では表示させたくない場合の設定方法を解説します。
メタディスクリプションをブログ上で表示させたくない理由
私はブログの表示をできるだけシンプルにしたいので、Cocoon設定の「インデックス」タブの「自動生成抜粋文字数」の文字数に0を指定して、抜粋文が表示されないようにしていました。
しかし、メタディスクリプションを入力すると自動で表示されてしまいます。
これでは、SEO上よくてもブログの画面がゴチャゴチャして落ち着きません。
もっとシンプルにしたいので(そしてシンプルさがCocoonの良さだと思うので)、メタディスクリプションを入力してもインデックス画面やブログカードに表示されないようにカスタマイズしました。
記事投稿画面でメタディスクリプションや抜粋文を入力する方法
設定方法の説明に移る前に、Cocoonの記事投稿画面でメタディスクリプションや抜粋文を入力する方法を解説します。
これは非常に簡単で、記事投稿画面を下にスクロールしていくと、「SEO設定」項目の中にメタディスクリプション、「抜粋」項目に抜粋文を入力する欄があります。
表示されていない方は、新規投稿画面上部にある「表示オプション」メニューから「SEO設定」と「抜粋」にチェックを入れましょう。
Cocoonにおけるメタディスクリプションと抜粋文の扱いの違い
メタディスクリプションと抜粋文、同じ場所に表示されることがあるので混乱しそうになりますが、Cocoonでは次のような扱いになっています。
- メタディスクリプションと抜粋を両方記入している→検索結果にはメタディスクリプションが、ブログカードやインデックス画面には抜粋が優先して表示
- メタディスクリプションのみ記入→検索結果にも抜粋文にもメタディスクリプションに記入した内容が表示
- 抜粋文のみ入力→検索結果にも抜粋文にも抜粋文に記入した内容が表示
- メタディスクリプションと抜粋を両方未記入→検索結果は記事の中からグーグルが選択した部分が、ブログカードやインデックス画面には記事の冒頭から一定の文字数が表示
メタディスクリプションに入力した文字列をブログカードやインデックス画面から消す方法
ここからが本題です。
初期設定ではメタディスクリプションに入力した文字は消すことができず、問答無用にブログカードやインデックス画面に表示されてしまいます。
これを消すためにはfunctions.phpにコードを追記する必要があります。
ワードプレスの外観>テーマエディター>テーマのための関数 (functions.php)
に以下のコードを追記してファイルを更新します。
//スニペットの文字数制限 add_filter('get_the_snippet', function($snippet){ return get_content_excerpt($snippet, get_entry_card_excerpt_max_length()); });
このカスタマイズを行うことで、Cocoon設定「インデックス」タブの「自動生成抜粋文字数」の文字数に準拠する形で出力されるようになります。
そのため「自動生成抜粋文字数」を0にしておくと検索結果上にはメタディスクリプションで入力したものが表示されつつも、自分のブログのインデックス画面上では表示されなくなります。
また、この文字数を任意の数字にすることで、その文字数だけ表示されるようにすることが可能です。
もしくはfunctions.phpに次のように記述し、下記コードの100のところを任意の数字にすることでも文字数制限をかけることができます(完全非表示にしたかったら0に)。
//スニペットの文字数制限 add_filter('get_the_snipet', function($snipet){ return get_content_excerpt($snipet, 100);//←数字を直接入力 });
functions.phpにコードを追加し、Cocoon設定「インデックス」タブの「自動生成抜粋文字数」の文字数を0にした結果(というよりここは元々0だった)、抜粋文がなくなってスッキリしました。
一方で、メタディスクリプション自体は有効なので検索結果にはメタディスクリプションに入力した内容がしっかり表示されています。
まとめ:元々高機能なCocoonをカスタマイズしてより自分好みに
Cocoonは無料なのに機能が充実していて非常に使いやすいテーマです。そして、ちょっと検索すればいくらでもカスタマイズ方法を解説した記事が出てきます。
今回はCocoonのフォーラムに自分が望むカスタマイズの答えがありましたが、ブログ記事として開設したものは見つからなかったので記事にしてみました。
メタディスクリプションは入力したいけどインデックス画面には非表示ににしたいという方の参考になれば幸いです。
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