ヨーロッパ旅行が格段に安くなるヨーロピアンユースカード(EYCA)というものをご存じですか?
私もつい最近知ったのですが、ヨーロピアンユースカード(EYCA)を持っていると観光地などの入場料が安くなるというので実際に作ってみました。
今回はこのヨーロピアンユースカードとはどんなカードなのか?どうやって手に入れればいいのか?について書いていきます。
ヨーロピアンユースカードとは
私がこのカードを知るきっかけになったこちらのブログにはこう書いてありました。
ヨーロピアンユースカード(European Youth Card)とは、ヨーロッパ36カ国に拠点を持つEYCA(The European Youth Card Association)というNPOが発行しているカードです。
スペイン、イギリス、フランス、ドイツといったヨーロッパ36カ国で、このカードを持っていれば様々な割引特典を受けられるのです。
学生じゃなくても作ることが出来るというのは非常に便利です。同じような割引が受けられるカードとしては国際学生証が有名ですが、学生でないと作れないので私のような旅行者には非常にハードルが高いです。
また、施設によっては国際学生証の使用年齢を定めているところがありますが(例えば学生であっても26歳以上は使用不可)、そのような場合でもこのカードを持っていると割引を受けられることもあるようです。その場合の割引率は国際学生証と異なる場合も多いようです。
こんなにお得!割引例
実際に私が使ってみたり、調べてみた割引例を見てみましょう。
スペイン
プラド美術館 通常入場料€14→€7(50%オフ!)
ソフィア王立芸術センター 通常入場料€8→€0(100%オフ!)
サグラダ・ファミリア 通常入場料€15→€13(15%オフ!)
アルハンブラ宮殿 通常入場料€14→€9(35%オフ!)
など。
ポルトガル
ナショナルパンテオン 通常入場料€4→€2(50%オフ!)
国立アズレージョ博物館 通常入場料€5→€2.5(50%オフ!)
国立古美術館 通常入場料€6→€3(50%オフ!)
リスボン→ラゴスバス(EVA社) 通常€20→€17(15%オフ!)
など。
他にも割引沢山!
更にこれを持っていると、入場料の類だけでなく、レストランやホテル、交通費も安くなることがあるのだとか。
公式サイトでどこでどのような割引が受けられるのか、調べることができますので興味がある方は調べてみてください。意外なものが割引受けられるかもしれませんよ。
実際に作ってみた
私がこのカードの存在を知ったのはスペインのセゴビアでした。その後マドリードに移動する予定だったのでマドリードで作成することにしました。
どこに申請しに行けばいいかなどはEYCAのウェブサイトで調べることが出来ます。
作りたい国をプルダウンから選択するか、地図から選びます。
スペインのマドリードを選択するとこのような画面に遷移します。
下にスクロールしていくと、金額と申請場所が分かります。
マドリードではここで作れる
マドリードで申請できる場所は2か所あるのですが、私はそのうちプラド美術館などに近い方にしました。
Dirección General de Juventud y Deportes
Calle Recoletos, 1
28001 Madrid
from 9 a.m to 2 p.m
因みにもう一か所はこちら。
Oficina Joven Comunidad de Madrid. TIVE.
Calle Fernando El Católico 88.
from 9 a.m to 19 p.m
大通りに面したこと建物の脇に入っていって約1分です。
オフィスに行きカルネ・ホベン(Carne Joven)を作成しに来た旨を伝えます。入口がちょっと分かり辛いですが、ここが入口です(駐車場の看板の奥)。
荷物検査を経て2階に上がります。申請場所は階段上って左側です。この写真の案内図にCarne Jovenて書いてあるところです。右のドアではありません。
必要書類に記入。全部スペイン語ですが、スタッフのおばちゃんが書き方を教えてくれました。
申請書
・apellidos 名前
・DNI パスポート番号
・direccion 住所
・CP 郵便番号
・tlf novil 電話番号
料金の支払い用紙
・NIF/ CIF パスポート番号
・Apelllidos y Nombre o Rezone Social 氏名
・Via Publica 住所
・Codigo Postal 郵便番号
・Fecha y firma del interesado/a サイン
料金の支払いは銀行へ
金額を銀行に払いに行きます。Caixa Bankは申請場所の2つ隣にあります。
しかし私が行ったときは、なぜか別の支店に行けと言われてしまい時間がかかりました。ここで払えたらものの30分くらいで発行できるのではないでしょうか。
支払った領収証を持って再びオフィスへ
料金を支払ったらオフィスに戻りましょう。その場で即時発行してくれます。
非常に簡単です。
日本で作成する方法
ネットで調べていると事前に日本で作成することもできるようです。
私はスペインで作ったので、日本での申請方法が詳しく書いてあるブログのリンクを張っておきます。
30歳以下なら、超お得に旅行できるヨーロピアンユースカードを作ろう!
個人的に感じた注意点をいくつか挙げていきます。
申請場所によって申請料が異なる
先述したウェブサイトを見ると分かりますが、申請する国や街で料金が異なります。
例えばマドリードで申請すると€4のところリスボンでは€10、バルセロナだと€7.45など。
申請時に必要なもの
パスポート原本、現地の電話番号、滞在先の住所が必要です。私はマドリードでSIMカードを買っていたので特に問題はありませんでしたが、電話番号がないと申請できないかもしれません。
滞在先の住所は宿泊しているホステルの住所で問題ありませんでした。申請時に慌てない様に何かにメモしていくといいでしょう。
まとめ
手続き自体はそれほど難しくなく、即時発行なのが助かります。
例えばプラド美術館は10時に開くので朝一番にプラド近くのオフィスに行って手続きすればプラド美術館の開館に間に合うくらいだと思います。それで€7節約できるのであれば、もう使わない手はありませんね。
リスボンでも結構半額になるところが多かったので助かりました。
31歳の誕生日まで有効で、国際学生証のように毎年新しく作り直さなければいけないというわけではないのも非常に楽です(追記:ブログによっては一年間の有効期限があると書いてあるものもありましたが、私のカードは31歳の誕生日まで1年以上有効になっています)。
日本でも作ることが出来るようなので欧州に行く予定がある30歳以下の方はぜひ作ってみてください。
またスペイン国鉄Renfeも割引になるので、とりあえず作ってみて、とにかく提示してみるといいことがあるかもしれません。
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