中国―キルギス間国境越え情報(イルケシュタム国境)

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中国のカシュガルからキルギスのサリ・タシュまでイルケシュタム国境を越えて移動した記録です。中国からキルギスへ抜ける際の参考にしてください。

概要

【移動日】2015年6月25日
【移動手段】乗り合いタクシー
【料金】 合計186元
【所要時間】8時間半(国境での足止め2時間含む)
【ルート】イルケシュタム国境経由(カシュガル→ウルグチャット(烏恰)→中国国境①→中国国境②→キルギス国境→サリ・タシュ)

2つの国境と移動方法

カシュガルからキルギスへ越境するポイントは2か所ある。ますそれぞれの特徴と移動方法を説明したい。

イルケシュタム(Irkeshtam)国境

カシュガルからイルケシュタム峠を越えてサリ・タシュへ抜けるルート。外国人も乗れる国際バスが運行しており、パーミッションも必要ないため一般的なルート

オシュまで直行のバスが出ているほか、ウルグチャット(烏恰)、サリ・タシュなどを経由して細かく刻んで進んでいく方法がある。後者の方が値段は安く上がる傾向にあるが乗り合いタクシーの人数次第でどれだけ安く行けるかが変わる。

直行バスと違い途中のサリ・タシュで一泊することによりサリ・タシュ周辺の景色や、サリ・タシュ―オシュ間の景色を堪能することもできる。

中国側の国境が2つあり、一つ目の国境で出国手続きを行った後キルギスまで数キロのところに移動し、二つめの国境で再度パスポートチェックを受ける必要がある。昼食休憩が長くタイミングが悪いと同じ日のうちに国境を越えられないことがあるので注意が必要(国境周辺に宿泊施設、食堂などはある)。国境は土日は閉まっている

ルートとしては、カシュガル→ウルグチャット(烏恰)→中国国境①→中国国境②→キルギス国境→サリタシュ→オシュというルートを取ることになる。

口岸の営業時間(北京時間)
夏季10:00~13:30、16:30~20:00
冬季10:00~14:00、16:00~19:30

詳細は後述。

トルガルト(Torugart)国境

カシュガルからトルガルト峠を越えてナリンへ抜けるルート。景色の美しさに定評があり、途中にあるキャラバン・サライ跡タシュ・ラバトが素晴らしいらしい。

このルートを通るためには旅行代理店を通してパーミッションを取得しなければならない。そのため値段は高かくなる。友人が泊まっていたゲストハウスでメンバーを集めて車を貸し切って移動した際は一人頭700元かかったらしい(2015年5月時点)。パーミッション自体は簡単に取得できるようであるが2~3日かかるらしい。

バスターミナルの場所と行き方

私がカシュガルを訪れた2015年6月時点では私が持っているガイドブック(『地球の歩き方 中国’12~13』)に書いてあるバスターミナルから移転していた。移転時期は不明であるが、宿に置いてあった地図にも古いバスターミナルが記載されていたことからごく最近移転したようである。

カシュガル地区バスターミナル

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カシュガル駅の道路を挟んだ反対側にある。市街地からはバス20路などで一本。

ウルグチャット(烏恰)へ行くバスや乗り合いタクシーはここから出ている。バスは1日1便28元、新疆時間朝7:00(北京時間9:00)。乗り合いタクシーは同じバスターミナルから人数が集まり次第順次。値段はバスと同じく28元。

カシュガル国際バスターミナル

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旧カシュガル地区バスターミナル南(写真のピンクのバスが止まっているところ)から直行バス(1元)もしくは4路バス(2元)で所要30分。
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キルギスへはビシュケク行きとオシュ行きのバスが出ているが外国人が買えるのはオシュ行きのみ。毎週月木、北京時間朝9時集合、9時40分発。570元、所要22時間。チケット購入時にパスポートのチェックはなかったが、持って行ったほうが無難。
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バスは3列上下のスリーパーバス。カシュガルで同じゲストハウスに泊まっていたイギリス人曰くベトナムのスリーパーバスより長さがあるので背が高くても快適らしい。
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因みにこのバスターミナルからは、オシュだけでなく、パキスタンのスストやギルギット、タジキスタンのムルガブ行のバスが出ている。どのバスに外国人が乗れるかは不明。
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実際に私が移動した記録

ここでは国境越えの一つの例として私が2015年6月25日に越境した際の時間や値段の詳細を記述していく。中国側の時間は全て北京時間(新疆時間+2)である。キルギスと中国(北京時間)の時差は2時間、新疆時間との時差はない。

08:35 宿を出発

08:49 カシュガル地区バスターミナルへ行く20路バス乗車、1元

09:07 バスターミナル到着

09:14 ウルグチャット(烏恰)行き乗り合いタクシーチケット購入 28元

09:30 ウルグチャット(烏恰)へ向けて出発
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10:40 チェックポイント(パスポートチェック)

10:45 再出発

10:55 ウルグチャット到着、乗り合いタクシーの運転手と交渉し同じタクシーで国境(口岸)まで移動。タクシー15元(2人でシェア、1人当たり7.5元)

11:00 口岸着、親切なバンに出国手続きを行う建物まで乗せてもらう。
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口岸に入ったら職員にパスポートを渡しチェックしてもらう。チェックが終わり次第出国手続き、検疫、荷物検査などがある。どれも簡単なものだった。

2つ目の国境までの移動手段は乗り合いタクシーで職員が割り振ってくれる。ここで他の旅行者とパーティーが組めればキルギスに入国してからの乗り合いタクシーの交渉が楽になる。乗り合いタクシーの値段は固定されており1人100元
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12:05 出国手続き終了

12:13 乗り合いタクシー出発

13:15 パスポートチェック、周りには食堂や招待所が何件かある。

13:50 中国国境②の昼食休憩にぶつかり足止め。ここで乗り合いタクシーのドライバーが国境の職員に言付けをして帰ってします。通常であれば恐らくその乗り合いタクシーに乗ったままキルギス側まで移動するのだと思われる。昼食休憩の間は近くの茶店でお茶とパンをもらう(合わせて5元)。昼食は各自で持参したほうがいいと思う。

なお、ここでの両替レートは110元=1,000ソム。
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16:48 中国側国境②通過。バスでキルギス国境へ。

16:53 公安がバスに乗り込んできて外国人だけパスポートチェック

16:57 中国、キルギス二つの国境緩衝地帯のほぼ真ん中でキルギス側の車に乗り換え。ホンダのステップワゴン。一緒に行動していたフランス人が10元くらい払った模様。

15:10 キルギス入国。北京時間との時差は2時間(GMT+6:00)
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15:35 ヒッチハイク、1人50元。距離を考えると30元もしくは300ソム程度が妥当だと思われる。国境の建物すぐのところで屯しているタクシードライバー達は感じが悪かったのでそこから少し移動したところで拾った。
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15:45 サリ・タシュに向けて移動開始

16:20 パスポートチェック

17:30 サリ・タシュ到着
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注意点など

中国側の国境に昼食休憩があることと土日は国境が開いていないことが最大の注意点。カシュガルを朝早く出て国境が開くと同時に手続きをするくらいのイメージでいたい。サリ・タシュ―オシュ間の景色が見られなくてもいいのなら同日夜にはオシュに到着できるだろう(所要3時間300ソム)。

サリタシュには宿が何軒かあり一泊素泊まり300ソム、夕食付400ソム、朝夕食付500ソム程度。商店などもあるが品ぞろえは良くない。銀行、ATMなし。できれば国境で両替は済ましておきたい。なお、商店で両替を試みたところ$1=55ソム、1元=7ソムと言われた。

カシュガルの同じ宿に泊まっていたヨーロピアンが宿でイルケシュタム国境までの交通手段を手配していた。運転手除いて6人乗れるバンで900元(1人頭150元)。

まとめ

カシュガル
→ウルグチャット(烏恰) 1時間半、28元
→中国国境① 3km、5分、8元
→中国国境②  140km、4時間半(国境での足止め約3時間時間含む)、100元
→キルギス国境 7km、15分
→サリタシュ 73km、2時間、50元

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中央アジアを旅行するなら『地球の歩き方』よりもロンリープラネットがオススメです。この本は中央アジアを横断するにあたって私も使っていました。

コメント

  1. […] 中国―キルギス間国境越え情報(イルケシュタム国境)(2015年6月25日通過) […]

  2. まるやま より:

    10年以上前逆ルートですが同じくヒッチで抜けましたので懐かしくなって見入ってました。
    私の時はサルタッシュから国境まで10時間以上オフロードをソ連製の6輪駆動トラック「カマス」で揺られながら、
    イミグレの建物とか立派になってますね、キルギス側の検問所で兵士によるカツアゲとかありませんでしたか?

  3. Hideto より:

    まるやまさん

    10年以上前となると相当大変そうですね。
    今は道路も綺麗に整備され、ガイドブックに書いてあるよりも速く移動できました。
    キルギス側のイミグレは平和そのもので賄賂請求はおろか、荷物検査すらありませんでした。