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【ビシュケク】キルギスの伝統料理ベシュバルマクの紹介と安く食べられる食堂

キルギス
この記事は約4分で読めます。
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キルギスの伝統料理ベシュバルマク(ベシュバルマック、Beshbarmak)を安く食べられる食堂を教えてもらったので紹介します。

ベシュ・バルマクとは

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ベシュ・バルマクとは、茹でた麺の上に馬肉(もしくは羊肉)、玉ねぎなどが乗ったキルギスの伝統料理です。麺は長い麺や短い麺など様々です。キルギス料理の中でも1番のごちそうで結婚式などのお祝いの席には欠かせません。

ベシュ(besh)は数字の「5」、バルマク(barmak)は「指」の意で5本の指を使って食べると言う意味があります(ポロ(プロフ)の中国名「抓飯(zhuāfàn)」に似てますね)。

キルギスの料理として中央アジアで一般的に食べられているプロフやラグマンが挙げられることが多いですが、それらの料理は定住民族の食べ物であり元来遊牧生活を送っていたキルギス人の伝統的な食べ物ではありません。そういう意味でもベシュ・バルマクこそがザ・キルギス料理と言えるでしょう。

調べていたら日本のテレビ番組で、ベシュ・バルマクを日本の「うどん」に当たるものとして紹介していたようですが、実際に食べてみた感想としてはうどんとは似ても似つきません。中央アジアの料理で行ったらラグマンの方が数倍「うどん」っぽいと思うのですが…。

参考:ありえへん∞世界「中央アジアの親日国家「キルギス共和国」」

ベシュ・バルマクを謳っているいるお店は多々ありますが安いお店は馬肉ではなく羊肉を使っているところが多いそうです。また馬肉を使っているお店は全般的に値段が高くなりがちです。

馬肉のベシュ・バルマクを安く食べる

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日本では馬刺し以外で馬肉を食べる機会はあまりないので(馬刺しを食べる機会もあまりありませんね)味のイメージが湧きづらいかもしれません。私は食べる前までは臭みが強そうなイメージを持っていました。

しかし実際に食べてみると臭みはほとんどなく癖もあまりなく非常に食べやすい肉でした。一緒に供される馬肉のソーセージは味に深みがあり、胃袋はコリコリした食感が病みつきになりそうでした。

白と黒のツートンカラーのようなものが馬肉のソーセージ、その両側にあるのが胃袋
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日本人の中には羊肉の臭みが苦手な人は結構いますが、個人的には羊よりは癖がなくて食べやすく感じました(もっとも私は羊肉も普通に気にせず食べられますが)。

ただし結構脂っぽいので脂っぽい料理が苦手な人にはきついかもしれません。

スープ

アクセルケと呼ばれるスープは羊のスープとアイランを混ぜたもので、羊の出汁がよく効いておりヨーグルトベースの酸味のあるスープにいいアクセントを与えています。味付けはシンプルに塩。多くの日本人にとってヨーグルトの入ったスープと言うと違和感があるかもしれません。しかしヨーグルトを料理に使うのは中央アジアや西アジアなどではよくあることです。
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値段

ベシュ・バルマクの大皿が950ソム、馬のスープが15ソム、チャイが20ソムで5人で食べに行ってトータルで一人頭214ソムでした。大皿は男5人で食べてもなかなかなボリュームがありました。1人前の皿だと200ソム前後です。

キルギスの物価を考えると決して安くはありませんが、食事のボリューム、味、ちゃんと馬肉を使っていることを考えると非常にお得だと思います。

アクセス

オシュバザールから南へ徒歩約20分、線路を越えた一つ目の交差点の近くにあります。

周辺にはベシュ・バルマクを供する食堂が何軒かありますが赤い文字でシャイローバイのベシュ・バルマクと書いてある看板が目印です。門を入って階段を降りた左側に入り口があります。
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まとめ

私は旅ブログをあまり読まないので聞いた話ですが、いわゆる旅ブロガーの間ではベシュ・バルマクの評判はあまりよくないそうです。ただし、その評価は眉唾物でみんなが不味いと書いているから不味い、と書いてあるような節がないでもないとか。

確かにベシュ・バルマクも馬のスープも多少癖があるため好き嫌いが分かれそうな味がします。とは言え有名旅ブロガーのみんながみんな否定的なコメントをするというのもおかしな話。旅ブロガーの感想を鵜呑みにすることなく自分の舌で確かめてみてはいかがでしょうか。死ぬほど高い料理なわけでもないので。

ビシュケクにお立ち寄りの際はぜひベシュ・バルマクをお楽しみください。

これこそがリアル・キルギス・エクスペリエンスです。

キルギス
三矢英人

バックパッカー/トラベルライター/チェコ親善アンバサダー2018/米国公認会計士(USCPA-Inactive)

1986年神奈川県生まれ。「行きたいところに行き、見たいものを見て、食べたいものを食べ、飲みたい酒を飲む」をモットーに2013年11月から2019年4月まで無帰国長期旅行していました。

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