どうも!三矢(@hideto328)です。
僕は今アフリカ大陸の西の端セネガルの首都ダカールにいます。
アフリカに来てから旅の仕方が少し変わりました。今回は何をなぜどう変えたのかを紹介します。
なぜ旅の仕方を変える必要があるのか
日本を出国してからかれこれ2年半が経ちます。ただ正直これまで僕が旅行してきたエリアは治安がいいところばかり。今後はアフリカ、中南米など世界的に見て治安が悪いエリアが増えてきます。
実際自分の旅仲間でも、強盗、誘拐未遂、ひったくり、窃盗にあったのはアフリカとか中南米が多いんですね。
そんな国に住む悪い人々にとって、日本人は絶好の鴨、そんな鴨がさらにネギを背負って歩いていたら…。というわけで自分の安全を確保するために、3つのことを変えました。
変えたこと3つ
これからアフリカに来てから変えた旅の仕方を3つ紹介していきます。どれも、アフリカに限らず励行したほうがいいことですが、面倒だったり、旅行の楽しみを損なったりすることが多いので、現地の治安を鑑みながらアフリカ、中南米に限らず採用してみてください。
1.カメラは鞄の中に隠す
カメラ、特に一眼レフカメラは高級品です。場合によっては現地の人の年収以上の金額がします。そんなものを首からぶら下げてふらふら歩いていては、鴨がネギを背負って歩いているようなものです。
僕がこれまで旅行してきた地域ではそれでも全然問題ありませんでした(夜遅くなってからは鞄に隠していたエリアもあります)。でもアフリカに来てからは日中も基本的に鞄の中にしまうようにしています。
また、盗難防止以外の面でもアフリカでは鞄にしまった方がいいような気がします。というのも、モーリタニアの人やセネガルの人は写真に撮られることを嫌う人が多いです。
モーリタニアは治安は非常によく、カメラをぶら下げて街歩きしても正直問題ありませんし、途中まで実際そうしていました。
でもカメラを出したまま市場を歩いていると、時折もの凄い剣幕で「撮影するんじゃねえ!!」と罵声を浴びせられることがあります。別に撮影なんてしていなくても。あと警察に絡まれることも多くありました。
だから、要らない面倒に巻き込まれる前に、自分からカメラを鞄にしまうようにしました。
2.日本大使館で最新の情報を入手する
西アフリカは旅行者が少ないので、グーグルなどで調べても、必要な情報が手に入らないことが多くあります。
また、外務省の海外安全情報のサイトをよく見るようにしているのですが、アフリカ大陸は他のエリアと比べても真っ赤っか(色が赤に近ければ近いほど危険なエリアとなっています)。
でも、実際そういう赤に近いエリアの情報を読んだり、実際に旅行してみたりすると、同じ色でもテンションが違うことが少なくないんですね。何年も前からアップデートされていない(状況が変わっていないからでもあるが)エリアも結構ありますし。
例えば、テロの危険性がある、と書いてあってもどの程度可能性があるのか、どういった点に気を付ければいいのかの具体的なところって言うのは実際に聞いてみないとよくわかんなかったりするんです。
だから、僕は最近、なるべく日本大使館に行って生の、最新の情報を入手するようにしています。
例えば、在モーリタニア日本大使館では、「6月上旬からラマダン(イスラム教の断食月)が始まるので、夜の治安が悪化するから気を付けたほうがいい、特にラマダン明けのお祭りでお金が必要になるのでラマダン後半は強盗などが増える」とか、「セネガル、ギニアあたりでテロが起こる可能性があるので白人が集まるバーやレストランなどは避けたほうがいい」とか安全情報に書いていない最新の生の情報を手に入れることが出来ます。
たびレジにも登録しよう
外務省が行っている「たびレジ」というサービスをご存知ですか?
たびレジは、海外旅行や海外出張される方が、旅行日程・滞在先・連絡先などを登録すると、滞在先の最新の海外安全情報や緊急事態発生時の連絡メール、また、いざという時の緊急連絡などが受け取れるシステムです。
たびレジ – 外務省海外旅行登録
新しい情報が出るたびにメールが届くので最新の情報を入手するのに便利です。登録が少し面倒ですが、治安の悪いエリアに行くのであればぜひ登録しましょう。
3.夜は出歩かない
アフリカに限らず治安の悪い国・地域では基本中の基本です。
アジア全般、ヨーロッパ全般は治安がいいので、夜もカメラ片手にライトアップなどの写真を撮りに出かけたり夜遅くまで飲み歩いていましたが、モーリタニア以南に来てから止めました。
実際ダカールの日本大使館で話を伺った際も、「日中は基本的にどこに行っても安全だが、日没後は出歩かないほうがいい」と言われました。
夜は見通しも悪く、人通りも少なくなるので、宿になるべく早く帰るように心がけています。
まとめ
以上、3点紹介してみました。
アフリカに限らず治安の悪いエリアを旅行する上で、重要なことだと思います。みなさんの安全で楽しい旅のためにどれか一つでも参考になれば幸いです。
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