どうも、5月に予定していたグルジア旅行がおじゃんになった三矢です。
かく言う私も実は友人の付き添いでグルジアに行く予定があったのですが、新型コロナの影響でフライトキャンセルになりました。そんなフライトキャンセルになったまさにその日にこの本が届いたので絶賛脳内トリップ中であります。あぁヒンカリが食べたい。 https://t.co/8377bcS9uS
— 三矢英人 (@hideto328) April 7, 2020
海外旅行好きなあなたも、国内旅行好きなあなたも、フラストレーション溜まっている今日このごろではないでしょうか?
そんな、旅行に行けない旅行好きが今やっておくべきことについて考えました。
海外旅行はいつからできるようになる?
少し前にこんな記事を読みました。
『バックパッカーズ読本』の室橋さん(@muro_asia)が書いた、コロナ終息後の旅行業界についての考察です。
僕も安心して海外旅行ができるようになるのは来年以降になると見ています(中韓など近場はもう少し早く再開されるかもしれませんが、それでもしばらく様子を見た方がいいと思う)。
また、海外旅行が解禁されてもしばらくは満席で飛行機を飛ばさないだろうから航空券が高騰するのでは? といろいろなところで言われています。
そういった意味でも昨年のように旅行できるのはかなり先になると思います。
そんななか、旅行に行けない旅行好きが今やっておくべきことについて考えました。
お金を貯める
短期旅行であれ長期旅行であれお金はたくさんあるに越したことはありません。
長期旅行であれば、貯めれば貯めるだけ長く旅行できます。また、金銭的な理由で行きたい場所を削ったり、入場料が高い観光地に行くのを諦めたりしないで済みますよね?
僕は結構給料が高い会社で働いていたというのもありますが、普通の長期旅行者より潤沢な資金を蓄えたうえで出国したので、10万円以上かかる北朝鮮やチベットに行くことができました。
また、ダイビングやサファリなどのお金がかかりがちなアクティビティももたくさんしましたし、ビザ代が高いアフリカもかなり細かく回ることができました。
短期旅行の人も、予算が増えれば現地滞在時間が長くなる航空券をとることができます。LCCじゃなくてより快適なレガシーキャリアにすることも可能です。ちょっといい食事をしたり、時間を節約するために公共交通機関じゃなくてタクシーに乗ることもできます。
旅行においてお金はあればあるだけいいのです。
中には春から長期旅行に出るつもりで仕事を辞めたところこの惨事に巻き込まれてしまった人もいると聞きました。バイトでもいいので少しでも予算を増やしましょう。
働いている人は、わざわざ生活を切り詰める必要はないと思いますが、外食する機会も減っていると思いますし、そういうお金を余分に貯めれば次の旅行がもっと楽しめると思いますよ。
語学を学ぶ
旅行に行けないだけでなく、家にいる時間が増えている今の時期、これまで通勤通学などに使っていた時間が浮いた人も多いのではないでしょうか?
これを機に語学力のベースアップを図りましょう!
どこでも役に立つ英語の勉強をするものもちろんいいですし、こんな時だからこそ興味はあるけどなかなか手が出せなかった言語を始めてみるのもいいかもしれません。
中南米で役立つスペイン語や旧ソ連圏で非常に強力な武器になるロシア語、西アフリカで必須なフランス語など広いエリアで使える言語を学んでみると旅先でより深い経験をすることができるようになりますよ。
かくいう僕も、帰国後少し齧った状態でしばらく放置していたロシア語の勉強を再開しました。
コロナでアレなので久しぶりにロシア語の勉強を再開したんだけど、洋楽もそうだけどスピードが違いすぎて死にそうになってる。
Тату – Я сошла с ума (4K) https://t.co/ufagz5ODpJ
— 三矢英人 (@hideto328) May 18, 2020
今やってる『ニューエクスプレスプラス ロシア語(https://t.co/gChZpxxZhC)』をもう1~2周したら同じ黒田龍之助さん著の『初級ロシア語文法(https://t.co/wcpOP4Klew)』に移行して単語は『キクタン ロシア語【入門編】(https://t.co/vn7QMT4ZdN)』で何周か回す。
— 三矢英人 (@hideto328) July 28, 2019
また、次に行く旅行先が決まっている人はその国の言葉を勉強するのもおすすめです。旅行中に使う具体的なイメージが湧きやすいと思いますし、マイナー言語を少しでも話せると現地人の食いつきが全然違います。
トルコ人は日本人がトルコ語を話すとすごい喜ぶ。例えそれが、ありがとう、と言うすごく基本的なフレーズであっても。
— 三矢英人 (@hideto328) January 22, 2011
僕はキルギスでビザ待ち中にペルシア語を少し齧りましたが、向こうは極東の旅行者が自国の言葉をカタコトでも話すなんて思っていないからすごくびっくりして、そのあとすごくよくしてくれる。英語話せない超ローカルな人ともコミュニケーション取れてこっちも楽しい。
今いる宿ではこれから先を目指す人たちによる語学学習が流行ってます笑。俺はペルシア語、他の人はロシア語とかキルギス語とか。
— 三矢英人 (@hideto328) July 11, 2015
歴史・文化を学ぶ
僕は歴史が好きということもありますが、新しい国とか町とかに行く際に、事前にその国の歴史や文化を学ぶことが凄く重要なことだと考えています。
なにも難しい専門書を読めっと言っているわけじゃなくて、たとえば『地球の歩き方』の巻頭、巻末にある歴史や文化、建築などに関するページを読むだけでも非常に有意義なことだと思っています。
たとえば、今たまたま手元にある『地球の歩き方 イラン』の「イランの建築」というページには、
「イランのレンガはヨーロッパやエジプトのレンガとは異なる特徴を持っている。」
「イスラーム時代のタイルの技法は大きく2種類に分けられる。ひとつは、単色で焼き上げたいろいろな色のタイルを鑿(工具のノミのようなもの)で刻み、それを紋様に合わせて集成したモザイク・タイル。もうひとつは、正方形タイルに釉薬で色絵付けをして焼き上げ、それを貼り合わせる絵付けタイルだ。」
と書いてあります。
それを知っているか知らないかで観光地に行った時により多くのことに気がついたり、学んだりすることができますよね。
世界史を学ぶのも現地に行った時にいろいろな気付きを与えてくる有益な方法です。
なぜスペイン南部アンダルシア地方にイスラーム建築が多いのか? ウガンダの公用語は英語なのに隣のブルンジはなぜフランス語なのか? ほとんどの国がスペイン語圏なのになぜブラジルはポルトガル語なのか?
これらの答えは世界史が教えてくれます。
山川の世界史教科書は大学受験で定番中の定番ですが、初学者が手を出すにはちょっと荷が重いので、ほんとに初歩の初歩から勉強するなら一般人向けに平易になった「もういちど読む」シリーズがちょうどいいのではないでしょうか。
もしくは自分は読んでいないのであれだけど、メチャクチャ売れてて本屋でも平積みになってるこの本とか。
特定の国や地域について詳しく知りたいなら明石書店の『エリアスタディーズ』シリーズは、歴史や文化、経済などがそれぞれ数ページずつコンパクトにまとまっているので結構お勧め。全部読まなくても興味のある部分だけつまみ食いするだけで相当勉強になります。
そうはいってもあんまり勉強は得意じゃないんだよね…という人は漫画から入るのもお勧めです。漫画で興味を持って詳しく知りたくなって関連書を読むって言うのは入門としては非常にいいことだと思う。
旅行記を読んで行きたい旅行先の候補を増やすのもいいですね。旅行に行けない中読む旅本は苦行かもしれませんが…笑
ちなみに『地球の歩き方』や『Lonely Planet』には読み放題対象になっている本も多数含まれています。Kindle Unlimitedは最初1か月無料体験できますので、まだ無料体験したことがない人はこの機会に、勉強がてら使い勝手を試してみてもいいですね。
≫Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」の詳細はこちら
撮影技術を高める
旅行に一眼レフカメラやミラーレスカメラを持っていく人は、撮影技術を高める期間に充てるのもいいと思います。
超初心者にお勧めなのが鉄道写真家中井精也先生のこのシリーズ。自分も3冊買ったけど、いろいろなテクニックがわかりやすく説明されています。
特に写真始めたばっかの最初の難関、F値とシャッタースピード、ボケの関係なんかこれを読めば一発で理解できます。
また、こういう写真を撮りたいっていう時に使える技がたくさん載ってて実戦で使いやすいです。
また撮影後のRAW現像やレタッチについて勉強するのも有意義だと思います。僕も最近は知り合いの写真家のYoutubeを見たり、いろいろな記事を読んだりして勉強しています。
さっそくやってみた。
1枚目:オートン効果なし
2枚目:オートン効果あり(ぼかし(ガウス)20、不透明度50)
3枚目:オートン効果あり(ぼかし(ガウス)10、不透明度100)2枚目と3枚目がどう変わるのか気になったのでやってみたけど不透明度の方がぼかし(ガウス)の数値のデカさより影響度強い。 pic.twitter.com/AxWMOsachT
— 三矢英人 (@hideto328) May 19, 2020
今後もいろいろ解説してくれるそうなのでチャンネル登録必須です!
体力をつける
あまりこんなこと言う人いませんが、僕はバックパッカーって体力勝負だと思ってます。
なぜ走るのか?俺の旅のスタイルは体力勝負だからです。時にはバックパックを背負いながら連日20km以上もガチ観光しつつ夜行バスを乗り継ぐのには体力が要るのです。あと体力ないとすぐ体調崩したり熱中症なったりする。今回のミャンマーがそのいい例。
— 三矢英人 (@hideto328) April 28, 2013
僕は大学では体育会で毎日のようにテニスをやっていたのもあって体力には自信があるんですが、体力があってよかったなって思うことは旅行中にたくさんありました。
たとえば、会社員時代9連休でイランに行った時は夜行バスを使いまくって宿に2泊しかしないという強行日程を取りましたが、その甲斐あってか5都市も周ることができました。
土関空深夜便
日テヘラン着夜行バス
月ペルセポリス、パサルガダエ
火シーラーズ夜行バス
水ヤズド夜行バス
木イスファハン
金イスファハン夜行バス
土コム→テヘラン夜行便
日関空着_人人人人人人_
> 2泊9日 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄#みんなの狂った旅程を教えて— 三矢英人 (@hideto328) April 5, 2020
GWに中国に行った時には最終日宿をチェックアウトしてからバックパック背負って1日観光したり、ウズベキスタンでもブハラからサマルカンドへの移動の間にシャフリサーブスを噛ませることができました。
これは全部体力・筋力あっての物だったと思います。
長期旅行中でもビザの滞在期間の都合からどこでもゆっくりのんびり観光できるというわけではありません。また、「1年間で世界一周」など、期限を決めて旅行する場合はやはり体力がある方がより多くの物を見ることができます。
体力があることのメリットは強行日程を組むことだけではありません。
トレッキングとかスペイン巡礼とかそういうアクティビティ系もそつなくこなすことができるのも体力あってのことです。
僕は会社に入ってから運動量が激減し、体力が落ちていくことに危機感を覚えまずランニングから始めました。ランニングは続ければだんだんと距離が走れるようになったり、速く走れるようになったり、トレーニングの効果が目に見えて分かります。
また、体を動かすことで頭の中がクリアになる効果も期待できます。
ランニングは厳しいという人はウォーキングから始めるのもいいと聞きます。
コロナで外出自粛と言われていますが、健康のための運動は基本的には認められているので、人が少ない公園を走ってみるとか、自宅で筋トレやヨガをして体力をつけましょう。
品切れでなかなか手に入らないみたいだけどSwitchのリングフィットアドベンチャーも楽しみながらトレーニングできてよさそう。
まとめ:旅行に行けないのは仕方がないのでできることをしよう
ほんと残念なことですが、まだしばらくは旅行に行くことはできそうにありません。
でもそんな時だからこそ、次の旅行をより素晴らしいものにするべく牙を研ごうではありませんか。
おまけ:旅ブログを始めよう!
過去の旅を整理するために旅ブログを始めてみてもいいかもしれません。
実際この緊急事態宣言下で、自宅にいる時間が増えた、収入源のため副業を始めたいなど様々な理由でブログを始める人がかなり増えているそうです。
旅行好きの方、この機会にWordpressを使ったブログをはじめてみてはいかがでしょうか?ざっくりした作り方はコチラの記事にまとめています。ちなみに僕が使っているテーマは先ほどRTしたCocconです。無料なのに高機能! #mypacemylife
旅ブログの始め方【WordPress】 https://t.co/Q09cq2Uq9s
— 三矢英人 (@hideto328) April 9, 2020
初期投資はあまりかかりませんし、ある程度ブログが育ったら放置していても毎日お小遣いが入るのは本当に魅力的です。でも金銭面以上に、自分が書いた記事が他の誰かの役に立つっていうのはそれだけで嬉しいものです。
僕のブログはマイナーな国のマイナーな街の記事が多いので金銭的には全然稼げていません。それでもたまに問い合わせフォームとかSNSとかから「ブログの記事が役に立ちました!」という連絡をもらえると、書いててよかった!て思います。
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