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未来都市ヌル・スルタン(旧アスタナ)ってこんなとこ【カザフスタン】

I LOVE ASTANA カザフスタン
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2019年3月に独立時からの大統領を務めたヌルスルタン・ナザルバエフが辞任を発表し、その直後名称がアスタナから変更になったカザフスタンの首都ヌル・スルタン。

今回は、中央アジアでひときわ異彩を放つカザフスタンの首都ヌルスルタン(アスタナ)の観光スポットを紹介します。

ヌル・スルタンの設計者は故黒川紀章

もともとカザフスタンの首都は南部のアルマトゥ市でしたが、様々な理由から1997年にアスタナ(当時の名前はアクモラ)に移転されました。移転当時のアスタナは人口約27万人とそれほど大きな町ではありませんでした。

それがゆえに、このアスタナは大胆な都市計画に基づいて都市開発することが可能でした。そして、1998年に開催された新首都設計コンペで優勝したのが日本の著名建築家、故黒川紀章氏

当初予定では2030年に人口100万人都市を目指していましたが、すでに人口は100万を超え、市の完成が予定されている2030年に向け街はいまも拡大を続けています。

イシム川左岸エリア

黒川氏のプランに基づいたヌル・スルタンの新市街は、ヌル・スルタンの町の中心を流れるイシム川の右岸と左岸に広がっています。

まずはこれぞヌル・スルタン!という建物が密集している左岸エリアから紹介していきます。

ヌル・スルタンの象徴「バイテレク」

アスタナの象徴バイテレク

まず紹介しなければならないのがヌル・スルタンの象徴バイテレクモニュメント。英国人建築家ノーマン・フォースターの設計です。

バイテレクはカザフ語で「ポプラ」を意味し、聖なる鷲が「生命の木」に黄金の卵を産み落とすという神話に基づいてデザインされています。

バイテレクの高さは105mで700テンゲ(約210円)で展望台に登れます。

黄金の卵の内側なので景色が黄色くなってしまうのが残念ですが、中央アジアにいることを忘れさせてくれる光景を見下ろすことができます。

バイテレクモニュメントからの眺め

バイテレクモニュメントからの眺め

ヌル・スルタンに遷都された97年にちなんで、展望台最上部97m地点にはカザフスタン初代大統領ヌルスルタン・ナザルバエフの手形がおいてあり、多くの人の記念撮影スポットとなっています。

バイテレクモニュメントの中にあるナザルバエフ初代大統領の手形

ハーン・シャティール(Khan Shatyr)

ハーン・シャティール外観

バイテレクがある大きな通りの一方の端にどんと構えるのが、「王のテント」を意味するハーン・シャティール。設計者はこれまたイギリス人建築家のノーマン・フォスターです。

内部は半透明で、中には各種ショップ、スーパー、映画館、レストランなどが混在する複合商業施設になっています。

ハーン・シャティールの内部

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アスタナ・オペラハウス(Astana Opera)

アスタナ・オペラ・ハウス

旧ソ連圏でおなじみのオペラハウス。こちらはナザルバエフ初代大統領の肝いりで2014年に開設されました。

ヌル・スルタンの建物では珍しく古代ギリシャのような重厚な外観をしています。

カザフスタン国営石油会社ビル(Kaz Munay Gas Building)

カザフスタン国営石油会社ビル

バイテレクとハーン・シャティールの間に立つビルは国策資源会社カザフスタン国営石油会社のビルです。

この写真のようにバイテレク側から見ると、ハーン・シャティールが、反対にハーン・シャティール側から見るとバイテレクが見えます。

重厚でどっしり構えた感じの建物で個人的に結構好きです。

ヌル・アスタナ・モスク(Nur Astana Mosque)

ヌル・アスタナ・モスク外観
黄金のドームを持つ巨大なモスクです。異教徒でも内部に入ることができます。

官公庁群

アスタナの官公庁ビル

バイテレクから東側、イシム川方面は官公庁街になっています。

ひときわ目立つのがこの金色の建物。通路を挟んで塔のような一対の黄金のビルが建っていて、その両脇は弧を描いた建物が並んでいます。

ここは国営会社や官公庁が入っているビルで日本の霞が関のようなところです。

大統領官邸(Ak Orda)

大統領宮殿アク・オルダ

黄金の塔を抜け、イシム川方面に進んでいくと一番はずれにあるのが大統領官邸アク・オルダ。

上院・下院・政府・最高裁判所

カザフスタンの上院と下院

官公庁群から大統領官邸に行く途中にあるのが上院と下院。写真には写っていませんが写真を撮っている方には政府ビルが建っています。

カザフスタン最高裁判所

大統領官邸の斜め前には最高裁判所も。この国の中枢が詰まったエリアです。

中央コンサートホール「カザフスタン」

カザフスタン中央音楽堂
大統領官邸の斜め前、最高裁判所の向かいにあるのが中央コンサートホール。インパクトのある斬新な形をしています。

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イシム川右岸エリア

イシム川の右岸にも近未来的な形をした建築物が連なっています。イシム川左岸に政治的な建物が多く連なっていたのに対し、右岸はどちらかというと文化的な建物が多数配置されています。

平和と調和の宮殿(ピラミッド)

平和と調和の宮殿(ピラミッド)外観

大統領官邸からイシム川を渡ったところの公園に建てられているピラミッド型の印象的な建物が「平和と調和の宮殿」です。こちらもノーマン・フォスター氏の設計で、2003年に開かれた「世界伝統宗教指導者会議」の会場として建設されました。

カザク・イェリ・モニュメント

カザク・イェリ・モニュメント

平和と調和の宮殿から道路を挟んだ反対側に位置するのが1991年の独立を記念して建てられた高さ91mの「カザク・イェリ・モニュメント」。

台座の部分には初代大統領ナザルバエフを中心とした銅像が据えられています。

独立宮殿

ハウス・オブ・インディペンデンス

国の公式行事や会議、コンサートなどに使う3階建ての建物です。

中の一部は博物館になっています。また黒川紀章建設都市設計事務所のマスタープラン案に基づいたアスタナの完成予想模型も見ることができます。

カザフ芸術大学

カザフ芸術大学

カザク・イェリ・モニュメントの北に位置する変わった形の建物はカザフ芸術大学の校舎。さすが芸大と言いたくなるような、大学とは思えない奇抜な形をしています。

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ハズラト・スルタン・モスク(Hazrat Sultan Mosque)

ハズラト・スルタン・モスク外観

2012年に完成した中央アジア最大級のモスクです。ハズラト・スルタンはカザフスタン南部のトルキスタンにある世界遺産「ホジャ・アフメド・ヤサウィ廟」に祀られているホジャ・アフメド・ヤサウィの異名です。

内部は異教徒でも入ることができますが女性はスカーフなどをして頭髪を覆いましょう。外観、内部ともに非常に美しいモスクです。

ハズラト・スルタン・モスク内部の様子

カザフスタン国立博物館

カザフスタン国立博物館外観

2014年7月にオープンした国立博物館は、新しいだけあって設備、展示等のクオリティが非常に高く、展示品の質・量ともに素晴らしいものがあります。

カザフスタン国立博物館内部の様子

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まとめ

バイテレクモニュメント

初めてヌル・スルタンを訪れた2015年9月と比べて、2019年3月次点で目立った建築物としては万博会場が増えたくらいでした。

それでも、居住用のアパートメントや商業施設、オフィスビルなど、街はまだまだ建築ラッシュで、新市街中心部だけでなく外へ外へ街がどんどん広がっているように感じました。

ヌル・スルタンの完成予定は2030年。そのころこの街がどのように変化しているのか?

10年後また訪れて答え合わせしてみたいと思います。

カザフスタン
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三矢英人

バックパッカー/トラベルライター/チェコ親善アンバサダー2018/米国公認会計士(USCPA-Inactive)

1986年神奈川県生まれ。「行きたいところに行き、見たいものを見て、食べたいものを食べ、飲みたい酒を飲む」をモットーに2013年11月から2019年4月まで無帰国長期旅行していました。

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