どうも!三矢(@hideto328)です。
今日は今月11日から15日にかけて、ウクライナ南西部ザカルパチア州のムカチェヴォ(Мукачево)で行われたワイン祭りのレポートです。
ムカチェヴォワイン祭りとは
ムカチェヴォで毎年この時期に行われているお祭りです。ユリウス暦の新年お祝いも兼ねているみたいです。 昨年の様子はこんな感じ。
ウクライナのワインって美味しいの?
実はこのエリアはウクライナ有数のワインの産地で、国を代表するワイナリー「Cotnar Winery」や「Chizay」などがあります。
ウクライナのワインって美味しいの?そう思われるかもしれませんがこれが結構イケます。フランスやスペインの同じくらいの値段のワインだったらウクライナのワインの方が美味しいんじゃないでしょうか?ってくらい。
西欧のワインは安いのは1ユーロくらいから買えますが、その価格帯のワインは地雷が結構あります。ウクライナのワインは安くて大体40フリブニャくらいからですが地雷はほとんどありません。毎日のように新しい銘柄のワインを買って飲んでますが、いままで一度もはずれを引いたことはありませんね。
その位美味しいです。
ムカチェヴォワインフェスティバル2017レポート
ということでここからが本題です。
会場はこのような感じで公園の中に設置されており右端にメインステージとレストランエリア、真ん中が各ワイナリーの直売コーナー、左がレストラン、物販、遊園地エリアになっています。
レストラン・遊園地・物販エリア
ワイン祭りの会場に入ると観覧車が出迎えてくれます!
遊園地エリアにはなんとジェットコースターもありました。主に小さい子供向けの遊園地ですね。
遊園地の近くはレストランエリアになっています。
超巨大シャシリク!!
レストランエリアはもちろん直売所で買ったワイン持ち込み可なのでみんな思い思いに好きなワインを飲んでいます。ところどころでウォトカを飲んでる人も見かけますw
物販エリアはワイン以外の物を販売しているエリア。
酒のつまみによさそうな肉の加工製品や、
綺麗な置物、
工芸品など。
メインのワイナリー直売エリア
ここからがお待ちかねワイン祭りの要、ワイン直売エリアです。
樽に入っていたり、
瓶に入っていたり、
各ワイナリーごとに微妙に違います。
試飲は瓶から、購入はペットボトルで、というワイナリーがほとんどでした。
これまでの受賞歴をずらりと並べて品質をアピール。
ワイナリーごとに人気の差が激しくてここはもの凄い人だかりでした。美味しいんでしょうけど並ぶのはちと大変ですね。
私はというとこちらのワイナリーでマスカットの白ワインを一本購入。この写真だと人少なそうですがここも結構人気でした。値段は1Lで100フリブニャ(約420円)。スーパーで大手メーカーのワインが750mlで45フリブニャくらいから買えるので値段としては少し高めです。まあ美味しいけど。
もちろん寒い冬にもってこいなホットワインも各ワイナリーで販売しています。値段は格安の10フリブニャ(約42円)から20フリブニャくらい。
メインステージエリア
最後のメインステージがあるエリアは民謡やクリスマスソングなどの演奏が主でした。
ウクライナの民族衣装を着て伝統音楽のようなものを演奏したり合唱したりします。時間制で何組も出てきて、それぞれ使う楽器や編成が違うので結構楽しめました。
関係ないけどこの左の女の子がかわいかったですw
冬の代名詞寒波じいさんと雪の精も登場!
最終日の夜はすごい人出!
そんな演奏を動画で撮ってきたのでお楽しみください。
その他ワイナリーの表彰もしてました。
ワイン祭りに2日参加しての感想
ワイン祭りに参加してのざっくりな感想です。
ワイン試飲し放題
なんといってもこれですよね。ワイン祭りというだけあって各ワイナリーバンバン試飲させてくれるんですよ。一杯一杯はもちろん少量なんですけど、こっちも試したい、あっちも飲みたいって言っても嫌な顔一つせず、試飲させてくれます。
だから、ワイン自体はスーパーで買うより少し高いですけど、1本くらい買ってもいいかなーと思って買っちゃいました。完全に策略に飲まれてますね笑
子供連れが多い
移動遊園地があったりと家族みんなで楽しめる、そんなお祭りだという印象を受けました。
例えば、日本で日本酒祭りをやるとなったときにそこに子供がいる姿が想像できないんですよね。むしろ子供を連れてくるなんてけしからん!ってなりそうじゃないですか。それがこのムカチェヴォのワインフェスティバルは老若男女問わず楽しめる、そんなイベントで素敵だなーと思いました。
来年参加の方向け情報
これを読んで来年参加したい!と思う人はほとんどいないと思いますが(今回も2日行って一人も日本人に会いませんでしたし、というかウクライナに来てから日本人一人も見かけていない…)、簡単に今回行って思った注意点を何点か書いていきます。恐らく日本語の情報はほとんど手に入らないと思うので…。
今年のニュース、おそらく来年も同じサイトで同じように日程とプログラムが公表されるのではないかと。
Червене вино 2017. События января 2017
いつ行くか?
初日と最終日2回行った上での感想ですが、じっくりと好みのワインを探したいなら人の少ない初日あたり、祭りの雰囲気を楽しみたいなら土日、最終日あたりを狙うとよさそうです。
ただ、最終日は最終日でワイナリーの人気の有無が明らかに分かるようになっていたので、美味しいワインの目星をつけるにはよかったです。
食事はどこでとるか?
会場になっている公園の入り口側とメインステージの近く2か所がレストランエリアになっています。メインステージの方が少し高め(ボグラーチで5フリブニャくらい)になっています。まあ演奏を聴きながら食事できると考えたらそんなにボッタクリではないかもしれません。ボグラーチ(グヤーシュ)が35~40フリブニャだったのでそこまで高くはありません。
現地人はシャシリク(肉の串焼き)(100g40フリブニャ)をよく食べていました。僕は節約のためにボグラーチとじゃがいもの串焼きを頼んだのですが、じゃがいもの串焼き(100g10フリブニャ)はちょっとコスパ悪いなって思いました。ボグラーチは値段が安いのであまり期待していませんでしたがコクがあって美味しかったです。
祭りをじっくり楽しみたいならムカチェヴォに宿をとるべし
僕はウジゴロドから日帰りで行きましたが、祭りは連日夜21時くらいまで続きます。恐らく夜遅くの方がみんな酒も回って盛り上がってると思いますので、その雰囲気を楽しみたいならムカチェヴォに宿をとることをオススメします。
まとめ
ちょうどこのあたりの時期はグレゴリオ暦の年越し、ユリウス暦のクリスマス、ユリウス暦の年越し、とイベントが盛りだくさん!
なかなか行く機会のなさそうなウクライナの田舎町に行ってみるのもいいんじゃないでしょうか?
以上、三矢(@hideto328)でした。それでは!
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